＜三井住友VISA太平洋マスターズ　事前情報◇7日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで8日(木)に開幕する。本戦を翌日に控え、昨年1973年のツアー制施行後史上3人目のアマチュア優勝を成し遂げた松山英樹が最終調整を行った。

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　先週は「マスターズ」への切符をつかむため、タイで行われた「アジアパシフィックアマチュア選手権」に出場。しかし、4位に終わり3年連続のマスターズ出場はかなわなかった。それでも、「悔しさはあるけど、引きずってもしょうがない」気持ちを切り替えはすでに済んだ。今、狙うのはこの大会の連覇。「狙えるのは自分だけなので、狙っていきたい」と史上初のアマチュア2勝目を目指す。

　連覇へ向けてキーになるのはパッティング。「ショットはいい状態なので、グリーン上がポイントになってくる」。先週のタイではグリーンが重かったが、この大会は高速グリーン。「ビビリながら打ってます(笑)」と対応には苦慮したようだが、昨日、この日の練習で次第にタッチをつかんだ様子だ。

　今大会には昨年の賞金王で1年間米ツアーで戦ってきたベ・サンムン(韓国)や、先週の「WGC-HSBCチャンピオンズ」で11位タイに入った藤田寛之ら注目選手が多数出場。実力者たちを押しのけ、スーパーアマが今年もこの大会の主役となれるか。明日、松山は藤田と中嶋常幸と同組で9時35分に10番ティよりスタートする。