＜三井住友VISA太平洋マスターズ　初日◇8日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開幕。この大会の2010年覇者石川遼が初日“67”をマーク。スタートダッシュを決めて首位と2打差の2位タイと好位置につけた。

石川遼の1打速報でこの日のプレーをチェック！

　石川はINコースからスタート。11番パー5でバーディを先行させると、その後はいくつかのピンチをしのぎ18番パー5へ。ティショットでフェアウェイを捉えると、約190ヤードのセカンドをピン左横約4メートルにつけイーグルを奪取。3アンダー首位タイで折り返す。後半に入っても3番パー5でバーディ。さらに2つ伸ばして迎えた7番パー3でこの日唯一のボギーを叩いたものの、1イーグル・4バーディ・1ボギーの67。5アンダー2位タイで初日を終えた。

　この試合からドライバー、ウェッジ、パターを新しくしたが、特に「サンドウェッジが良かった。試合でないと分からない部分があったからホッとしました。狭いところに1ヤード刻みで打つことができた」と、繊細なショットも披露しスコアメイクの武器となった。ドライバーは「まだタイミングが合わないことがあるけど、ブレはあまりなかった」と好感触。パターは「芯が思ったよりトゥ側にあった」と出だしは芯の場所がつかめず、ショートさせる場面があったがプレー中にきっちり修正した。

　石川はこの日は久々にサンバイザー姿でプレー。「休みの間に髪を10センチ以上切った」と約1年ぶりに散髪をして「サンバイザーのほうがしっくりくる」というヘアスタイルにチェンジ。この髪型を変えたことによる気分転換も、好発進を後押しした。前日「いいスタートを切りたい」とコメントしたが、その言葉通り上々の位置につけた石川。「明日も同じように攻めるゴルフで1つでも伸ばしていきたい」。2年ぶりの勝利へこのスタートダッシュを無駄にはしない。