＜ダンロップフェニックス　事前情報◇14日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)＞

　国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」が15日(木)から宮崎県にあるフェニックスカントリークラブを舞台に開催される。石川遼は昨年大会を世界選抜入りした「ザ・プレジデンツカップ」出場で欠場しているため、2年ぶりにフェニックスCCと対峙する事となる。

遼、新兵器大量投入！ドライバー、ウェッジ、パターをチェンジ

　今大会はプロ初年度の08年に単独2位という成績を残しているものの、09年大会は22位タイ、10年大会は33位タイと優勝争いに絡むことが出来ずにいる。ティショットを曲げると密集した松林が待ち受けるこのコースは、飛距離とミスが同居していたこれまでは決して相性が良いとは言えなかった。

　それでも、先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では最終日にフェアウェイキープ率1位タイとなるなどキーとなるドライバーは好調。「先週、どうしてドライバーやアイアンが良かったかはわかっている。大事なのは景色。トップの景色、ダウンの景色、インパクトの景色、フォローの景色。それを大事にしていきたい」と自分の中での好調を維持するチェックポイントも明確となっているだけに不安はない。「シンプルに攻めていきたい」という言葉に自信をのぞかせた。

　石川は先週の優勝で世界ランキング71位に浮上。今大会はルーク・ドナルド(イングランド)といったランキング上位者が参戦するため、上位に食い込むことが出来ればさらなるランクアップものぞめる。年内に来季の「マスターズ」出場権を得る50位以内に入ることは難しい状況ではあるが、「チャンスだとは思っています」。大舞台への出場権を限りなく引き寄せるべく、2週連続でのビッグタイトルを獲りにいく。