持ち直した小平は15番で7mバーディチャンスを「カップ真ん中から入れることしか考えなかった」と強気のパットで捻じ込み、1打差で上がり3ホールを迎えるが、池田も負けじと17番パー3で後半初バーディを奪い、勝負は最終18番へと移る。
小平のティショットはフェアウェイセンターの完璧な一打。一方の池田はフェアウェイ左のバンカー。先に打った池田の2打目が花道に落ち、精神的優位に立った小平だが“パーで凌ぐ”という気持ちは毛頭なかったという。「プレーオフはまったく考えていない。バーディを獲って自分が優勝するしか考えなかった」と気持ちにブレを作ることなく打ったショットはグリーンを捉える。バーディパットは外れるも、3打目のアプローチで寄せ切れなかった池田が先にボギーで上がったため、パーパットを決めた小平が静かに力強く拳を握り締め、激闘は幕を閉じた。
ディフェンディングチャンピオンとの一騎打ちでスコアが目まぐるしく動く最終日となったが「(スタート前から)苦しいとかは考えずに、勇太さんと優勝争いができることを楽しもうと思ってプレーしたいと思った」と、緊迫感を喜びに変えて戦い切った小平。初優勝となった2013年『ツアー選手権』に続き、26歳にしてメジャー2勝目を達成した。
「とにかく日本オープンは獲りたいタイトルだった」という悲願の勝利で、賞金ランク3位に浮上。ランク首位のキム・キョンテ(韓国)とは5,000万円以上の差があるが、開幕前から賞金王獲得を公言しているだけに「ここから2〜3つ勝ちたい」と、勢いそのままに最後まで突っ走ると力強く、そして晴れやかに宣言した。
小平のティショットはフェアウェイセンターの完璧な一打。一方の池田はフェアウェイ左のバンカー。先に打った池田の2打目が花道に落ち、精神的優位に立った小平だが“パーで凌ぐ”という気持ちは毛頭なかったという。「プレーオフはまったく考えていない。バーディを獲って自分が優勝するしか考えなかった」と気持ちにブレを作ることなく打ったショットはグリーンを捉える。バーディパットは外れるも、3打目のアプローチで寄せ切れなかった池田が先にボギーで上がったため、パーパットを決めた小平が静かに力強く拳を握り締め、激闘は幕を閉じた。
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