18番の2打目は残り273ヤード。対する黄は石川の約5ヤード後ろ。先に打った黄の3Wでのショットが1ピンのイーグルチャンスにつけた。一方の石川は3番アイアンでグリーンを狙い乗ったが10mを超えるロングパットが残った。この時点でほぼ決着がつき、黄のイーグルパットを見届けて敗戦となった。
『ANAオープン』に続く“ホスト大会2連勝”を逃した要因。「12番のOB以外は合格だった」とゴルフの内容自体は悪くなかったと振り返ったが、勝ちきれない理由は18番のセカンドショットに象徴される“スイングの細さ”だという。
今大会はティショット、アプローチは好調さを保っていたが、ドライバー以下のウッドとアイアンは数か月単位での不調を引きずる状況だった。「『ANAオープン』では4日間アプローチ、パットでしのげましたし(今大会の)予選ラウンドはパットが入った。でも優勝争いはやっぱりショット(の力)」と現状のスイングの状態では、ヒリヒリとした最終ホールでのセカンドショットの選択肢も限定されていた。
「いっぱいいっぱいのセカンドだった。250ヤード地点なら3番アイアンで最高の状況でも6〜7m手前を想定していた。(3Wで1ピンにつけた)黄はスイングの太さが感じた。太いものを積み重ねてきている。自分は細い」。
スイングの“太いと細い”。「例えば(松山)英樹や(宮里)優作さんなら、5番アイアンで、フェードボールを打って(ピンそばに)突き刺すようなショットを打てる。今の自分ではできない」とPGAツアーで戦う盟友と日本屈指のショットメーカーの名前を引き合いに出して説明した石川。以前はこのようなこと感じたことはなかったが、現在の幅広いショットの選択をすることができない状況へのもどかしさを滲ませた。
悔しい敗戦。だがモチベーションは上がっている。「こうなったら最終戦は勝ちたい。優勝争いはできる。(あとは)勝ちきる“太さ”を」。来週は勝ちきる“太さ”を探して戦う。
『ANAオープン』に続く“ホスト大会2連勝”を逃した要因。「12番のOB以外は合格だった」とゴルフの内容自体は悪くなかったと振り返ったが、勝ちきれない理由は18番のセカンドショットに象徴される“スイングの細さ”だという。
今大会はティショット、アプローチは好調さを保っていたが、ドライバー以下のウッドとアイアンは数か月単位での不調を引きずる状況だった。「『ANAオープン』では4日間アプローチ、パットでしのげましたし(今大会の)予選ラウンドはパットが入った。でも優勝争いはやっぱりショット(の力)」と現状のスイングの状態では、ヒリヒリとした最終ホールでのセカンドショットの選択肢も限定されていた。
「いっぱいいっぱいのセカンドだった。250ヤード地点なら3番アイアンで最高の状況でも6〜7m手前を想定していた。(3Wで1ピンにつけた)黄はスイングの太さが感じた。太いものを積み重ねてきている。自分は細い」。
スイングの“太いと細い”。「例えば(松山)英樹や(宮里)優作さんなら、5番アイアンで、フェードボールを打って(ピンそばに)突き刺すようなショットを打てる。今の自分ではできない」とPGAツアーで戦う盟友と日本屈指のショットメーカーの名前を引き合いに出して説明した石川。以前はこのようなこと感じたことはなかったが、現在の幅広いショットの選択をすることができない状況へのもどかしさを滲ませた。
悔しい敗戦。だがモチベーションは上がっている。「こうなったら最終戦は勝ちたい。優勝争いはできる。(あとは)勝ちきる“太さ”を」。来週は勝ちきる“太さ”を探して戦う。