<ミズノオープン 事前情報◇23日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8007ヤード・パー72)>
国内男子ツアー公式戦の「日本プロゴルフ選手権」で大会最年長優勝を果たした谷口徹。50歳を越えてもなお、レギュラーツアーで戦っている鉄人だが、今週開催の「ミズノオープン」を前に、ぼやきが止まらない。
【LIVE写真】700ヤード越えのパー5!? “旅人ゴルファー”もこれには苦笑い
といっても、普段からリップサービスも旺盛な谷口だけに、冗談とも本気ともつかない発言がどこまで本心か分からないのはいつものこと。ところが、今回ばかりは本人も不安が募っている(らしい)。
「コース? 長いでしょ。短くはないよ」と、8007ヤードを越える距離について聞かれても、前向きな言葉は出ない。「予選カットラインすら見当がつかないのに、優勝予想スコアなんてもっと見当がつかない」。ベテランでさえも、ツアー初の8000ヤード越えコースに対しては、スコアのイメージなど湧くはずがない。
決して調子が悪いことはないのだが、誰もが恐れる超難関コース。ましてや飛距離の出ない谷口なら、なおのこと警戒するのは当然ともいえる。「悲しいことに、フェアウェイに行ってもチャンスがこないよ」と、嘆き節は続く。「土曜日は子どもの運動会だから、もし(予選通過が)ダメだったらポジティブに考える」と、最後まで威勢のいい言葉は聞くことができなかった。
16番パー5は、詳細な記録が残る1992年移行、初の700ヤード越え。「いいショットを打ってもセカンドで残り400ヤードですよ…」と、飛ばしても飛ばしても、果てしなくグリーンが遠い名物ホール。「長さも理不尽やけど、ペアリングも理不尽。ブレンダン(・ジョーンズ)と星野陸也ですよ。めっちゃ飛ばすやん!」とツアーきっての飛ばし屋2人と組まされる悲劇を嘆く。といっても、雨中のメジャーを制したばかりの谷口。予選ラウンドでは一泡吹かせてやろうと、今夜から気合が入っているに違いない。(文・高桑均)
国内男子ツアー公式戦の「日本プロゴルフ選手権」で大会最年長優勝を果たした谷口徹。50歳を越えてもなお、レギュラーツアーで戦っている鉄人だが、今週開催の「ミズノオープン」を前に、ぼやきが止まらない。
【LIVE写真】700ヤード越えのパー5!? “旅人ゴルファー”もこれには苦笑い
といっても、普段からリップサービスも旺盛な谷口だけに、冗談とも本気ともつかない発言がどこまで本心か分からないのはいつものこと。ところが、今回ばかりは本人も不安が募っている(らしい)。
「コース? 長いでしょ。短くはないよ」と、8007ヤードを越える距離について聞かれても、前向きな言葉は出ない。「予選カットラインすら見当がつかないのに、優勝予想スコアなんてもっと見当がつかない」。ベテランでさえも、ツアー初の8000ヤード越えコースに対しては、スコアのイメージなど湧くはずがない。
決して調子が悪いことはないのだが、誰もが恐れる超難関コース。ましてや飛距離の出ない谷口なら、なおのこと警戒するのは当然ともいえる。「悲しいことに、フェアウェイに行ってもチャンスがこないよ」と、嘆き節は続く。「土曜日は子どもの運動会だから、もし(予選通過が)ダメだったらポジティブに考える」と、最後まで威勢のいい言葉は聞くことができなかった。
16番パー5は、詳細な記録が残る1992年移行、初の700ヤード越え。「いいショットを打ってもセカンドで残り400ヤードですよ…」と、飛ばしても飛ばしても、果てしなくグリーンが遠い名物ホール。「長さも理不尽やけど、ペアリングも理不尽。ブレンダン(・ジョーンズ)と星野陸也ですよ。めっちゃ飛ばすやん!」とツアーきっての飛ばし屋2人と組まされる悲劇を嘆く。といっても、雨中のメジャーを制したばかりの谷口。予選ラウンドでは一泡吹かせてやろうと、今夜から気合が入っているに違いない。(文・高桑均)