その時のことを小祝は「最後のハーフは、恐怖との戦いでした。ボギーは叩けないし、バーディを獲らないと絶対に受からないし。一球一球がすごく怖かった」と振り返る。この話の中で節々に出る「怖かった」という言葉を聞くと、どれほど“トラウマ”となっているかがうかがえる。それだけに、今大会の初日をノーボギーで終えたことに「ビックリしています」と驚きの声をあげていた。小祝にとって、この小杉CCは「難しい」というイメージしか残っていないコースなのだ。
しかし、プロテスト2日目の3番以来となるボギーを、今大会2日目で喫したものの、しっかりと首位を追走する立場にいるのは成長の証し。「(当時は)テストに落ちたら後がないという感じでしたが、今はまだ気楽なんです」と、立場の違いをより実感できる場所でもある。
首位の申ジエ(韓国)は、先週の「ゴルフ5レディス」でプレーオフを戦い、敗れた相手。ジエ一人抜け出す展開に「さすがだなと思いました」と話したが、「残り2日間あるし、チャンスはあると思う。しっかり伸ばさないといけないので、明日は攻めのゴルフをして、良い位置に行けたらいいなと思います」と積極的なラウンドで、その背中を猛追する。
窮地から這い上がって喜びをつかんだこの小杉CCは、小祝の逆襲に最もふさわしい場所といえるかもしれない。(文・間宮輝憲)
しかし、プロテスト2日目の3番以来となるボギーを、今大会2日目で喫したものの、しっかりと首位を追走する立場にいるのは成長の証し。「(当時は)テストに落ちたら後がないという感じでしたが、今はまだ気楽なんです」と、立場の違いをより実感できる場所でもある。
首位の申ジエ(韓国)は、先週の「ゴルフ5レディス」でプレーオフを戦い、敗れた相手。ジエ一人抜け出す展開に「さすがだなと思いました」と話したが、「残り2日間あるし、チャンスはあると思う。しっかり伸ばさないといけないので、明日は攻めのゴルフをして、良い位置に行けたらいいなと思います」と積極的なラウンドで、その背中を猛追する。
窮地から這い上がって喜びをつかんだこの小杉CCは、小祝の逆襲に最もふさわしい場所といえるかもしれない。(文・間宮輝憲)