＜NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部・兵庫県（6,528ヤード・パー72）＞

初日の前半で「30」を叩きだし一気に後続を引き離すと、2日目は苦しいゴルフとなったが、その中でも2つ伸ばす。そしてムービングデーにスコアを5つ伸ばし、一気に2位以下に5打差をつけるというお手本のようなアン・ソンジュ（韓国）の逃走劇も、いよいよフィナーレを迎えようとしている。

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追いかける後続の一番手はトータル9アンダーの菊地絵理香。「ショットはいいし、ミドルパットも決まってくれている。納得のいく、良いゴルフだった」と笑顔で3日目を終えた。首位とは5打差あるが、2日目にパターを変えて以降のスコアは「68」、「67」と勢いはソンジュに勝るとも劣らない。それでも「ショートパットのタッチはまだ合ってない」と話しているだけに、そこを修正できれば可能性は残している。

トータル8アンダーの3位タイにつけるのは東浩子と松田鈴英。東はダブルボギーなど2つ落としたが何とか上位で踏みとどまった。1992年生まれは成田美寿々、香妻琴乃、福田真未、イ・ミニョン、ペ・ヒギョン（韓国）と今季7勝を挙げる“リアル黄金世代”。同級生の勢いを追い風にして初優勝を目指す。

一方の松田は「今日はショットが全然良くなかった」と話しながらも、「今週ずっと悪くてフェードが出ていないんです。結果オーライですね。狙ったわけではありません（笑）」と本来苦手の左ピンでバーディを積み重ねてこの順位に。「明日は緊張すると思いますが、自分らしいプレーをしたいです」と6打差を追いかける。