＜伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日◇9日◇グレートアイランド倶楽部・千葉県（6741ヤード・パー72）＞

「伊藤園レディス」2日目がスタートした。初日は断続的に降った雨の影響で、グリーンも重く、イメージが出づらいと口にする選手を多く見かけた。今日も、早朝霧が出ていたグレートアイランド倶楽部だが、競技が本格化する時間には晴れ予報も出されている。選手は、良好なコンディションのなか、決勝ラウンド進出がかかる一日に臨めそうだ。

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そんななか単独首位発進を決めたのが、6アンダーの佐伯三貴。「パターがスコスコでした」という一日では、16m、20mのロングパット2本を決めるなど勢いづいた。「調子はいいので、しっかりと自信をもっていきたい」と話した34歳は、賞金シード復帰も目前（賞金ランク52位）。この機会を生かし、一気にカタをつけたいところだ。

1打差の2位につけるのが、今季2勝の黄アルム（韓国）。「最近はいい成績を出そうとすると、体力を消費しすぎてしまう。あまり気にせずにプレーしたい」。肩の力を抜いて2日目以降に向かっていく。

1位、2位はともに単独だが、3位以下は大混戦。2打差の4アンダーでトップを追う10人の選手のなかには、逆転で賞金女王を狙う申ジエ（賞金ランク2位、韓国）、鈴木愛（同3位）の2人の名前も。また現在ランク1位に立ち、今大会の優勝で文句なしの賞金女王が決定するアン・ソンジュ（韓国）も3アンダー・13位タイにつけているだけに、この三つ巴からも目が離せない。