ジエはよく勝負どころでガッツポーズを繰り出すが、それに対しての“哲学”も持っている。それは「喜びを感じた瞬間に体で表現できるようになれば、プレーが楽しくなる。逆境の時にも、そのムードを変えるためガッツポーズをします」というもの。この行動が自分への鼓舞となっている。「女子プロ選手は恥ずかしいという気持ちがあるのか、控えめな人が多いですけどね」と笑ったが、こうやってジエは数々のしびれる場面で、流れを自分のものにしてきた。
現在トップの4人のなかにはアマチュアの上野菜々子(東海大付属大阪仰星高3年)も名を連ねる。仮に上野が優勝した場合、ジエは単独2位でも優勝賞金と同額の1800万円を獲得。そのためアン・ソンジュ(韓国)の順位次第では、優勝以外でも逆転女王の可能性が残されることになる。
だが、そんな細かい条件はジエの目には映っていないようだ。「明日は全ホールでガッツポーズができるように頑張ります」。賞金女王の座は、自らの手…その拳で手繰り寄せる。(文・間宮輝憲)
現在トップの4人のなかにはアマチュアの上野菜々子(東海大付属大阪仰星高3年)も名を連ねる。仮に上野が優勝した場合、ジエは単独2位でも優勝賞金と同額の1800万円を獲得。そのためアン・ソンジュ(韓国)の順位次第では、優勝以外でも逆転女王の可能性が残されることになる。
だが、そんな細かい条件はジエの目には映っていないようだ。「明日は全ホールでガッツポーズができるように頑張ります」。賞金女王の座は、自らの手…その拳で手繰り寄せる。(文・間宮輝憲)