＜アース・モンダミンカップ 初日◇27日◇カメリアヒルズカントリークラブ（千葉県）◇6620ヤード・パー72＞

出場4試合連続でトップ3入りと好調の河本結が、この日も4バーディ・2ボギーの「70」で2アンダーと上々の滑り出しを見せた。午前組全組がホールアウトした時点で首位とは3打差。それでも、少し物足りないといった表情で、クラブハウスへと戻ってきた。

森美穂はショット前にこの一本【LIVEフォト】

「もったいなかった」と悔やんだのは、折り返し後の2、3番で喫した連続ボギー。2番は左からの強風でティショットが右ラフに流され、前方の木がスタイミー。これが出すだけとなり、ひとつスコアを落とした。3番はピン奥10mから3パット。5番、8番でバーディを奪って、そのスコアロスは“チャラ”にしたが、「チャンスにはつくのにラインが読めていなかった。カップをかすめて、『惜しい、惜しい』というのが続いてしまった」と少しモヤモヤを残しながらのホールアウトとなった。

毎試合「優勝したい」という言葉を繰り返し、それを力に変えている河本。しかし、周囲からは『優勝は1回頭から外したほうがいい』という“助言”を受けることもあるという。「その言葉も頭の片隅に置きながら、なるようになる、と思って自分の最高のパフォーマンスをしたい」。心を整えて残り54ホールも戦う。

しかし、そんな河本の目には優勝へのモチベーションを上げるものが入ってくる。それが会場に置かれている、副賞のレンジローバー イヴォークだ。3位タイで終えた「リゾートトラスト レディス」でも同車が副賞になっていたのだが、この時は2打差で“獲り逃した”。ホールアウト後に悔しさで号泣した大会を思い浮かべながら、「今週はゲットしたいです！」と強い意気込むを示した。初優勝を挙げた「アクサレディス」では、副賞のベンツ 新型Aクラスを、キャディを務めた弟の力にプレゼント。今回も「自分で乗る」という選択肢のほか、「父の誕生日か、父の日のプレゼントにしたいですね」と親孝行も考えている。