＜伊藤園レディスゴルフトーナメント　最終日＞◇14日◇グレートアイランド倶楽部(6,599ヤード・パー72)

　千葉県にあるグレートアイランド倶楽部で開催された、国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の最終日。首位でスタートした佐伯三貴が69でまわり、トータル10アンダーで優勝。2007年の「フジサンケイレディスクラシック」以来となるツアー通算2勝目を挙げた。

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　佐伯は前半4つのバーディを奪って首位を快走するが、後半にブレーキがかかる。10番ボギーのあと14番でバーディを奪うが、17番を迎えたときには最終組の中田美枝、イ・ナリ(韓国)に2打差まで詰め寄られる。

　3年前の今大会で佐伯は、優勝争いをしていながら17番、18番で連続ボギーを叩き、その後のプレーオフで敗れて優勝を逃している。なんとしてもリベンジしたい佐伯だったが、17番でボギーを叩いてしまい中田、イム・ウナとは1打差。3年前の苦い思いが頭をよぎった。しかし佐伯は、最終18番で微妙なパーパットを残すがこれを沈めて優勝。「2007年は悔しかったけどリベンジできました」と3年越しの勝利を味わった。

　2位は中田美枝、3位はイ・ナリ(韓国)、4位タイにはアン・ソンジュ(韓国)と竹末裕美が入った。横峯さくらはスコアを1つ伸ばしたがトータル4アンダー7位タイ。これで賞金ランキング首位のアンとの差が約3,500万円となり、横峯が逆転で賞金女王になるには残り2試合で2勝が絶対条件となってしまった。