＜LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇30日◇宮崎CC（宮崎県）◇6535ヤード・パー72＞

今季国内女子ツアー最終戦は、3日目の競技が終盤を迎えている。首位と3打差の3位タイからスタートした渋野日向子も先ほどホールアウトした。イ・ボミ（韓国）と回った第3ラウンドは5バーディ・4ボギーで「71」をマーク。スコアを1つ伸ばして、トータル5アンダー・現時点の2位タイでクラブハウスに戻った。なおトップにはトータル7アンダーのボミが立っている。

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前半3バーディ・1ボギーと2つ伸ばした渋野は、後半の12番で左3mを沈めて4つ目のバーディをゲット。しかし13番パー5でティショットを左の林に打ち込むと、出すだけのセカンドショットも右ラフまで飛んでいくハプニングに見舞われた。結局ここは4オン2パットのボギー。それでも15番パー4でセカンドを1mにつけるナイスショットから再びバーディを奪うと、14番で前日までのトップ、テレサ・ルー（台湾）がボギーでスコアを落とし、ボミと並ぶトップに立った。

ここから首位争いが白熱。16番でボミがボギーだったのに対し、渋野はきわどいパーパットを沈めて一時単独首位に躍り出た。しかし続く17番で今度はボミがバーディで、渋野がボギーとなったことで順位が入れ替わり。18番パー4でも3オン後に5mのパーパットを外し、パーで上がったボミとの差は2打に広がった。

渋野と賞金女王を争うほかの2人は、現在ランク1位の鈴木愛が2つ伸ばしてトータル1アンダー・12位タイ。同2位の申ジエ（韓国）は1つ伸ばすにとどまり、イーブンパー・17位タイとなった。渋野にとっては逆転女王が見える条件に近づいており、最終日のラウンドも大きな注目が集まりそうだ。