＜ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ　初日＞◇11日◇土佐カントリークラブ(6,232ヤード・パー72)

　国内女子ツアー第2戦「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディス」の初日。高知県は三陸沖で発生した強い地震の揺れはなかったものの、沿岸部に津波警報が出たため海近くの土佐カントリークラブから車両の出入りが禁止に。そのため、選手、関係者、そして約320名のギャラリーがコースに足止めとなった。

「中止もある」PRGRレディス、2日目以降は未定

　車両出入り規制は約4時間に渡ってしかれ、ギャラリーはその間バスの中で待機。この状況を聞いた選手達が、ギャラリーにサインをするためにバスを訪問した。有村智恵、馬場ゆかりらが筆頭となって18名の選手が2人1組で駐車場で待機する9台のバスに乗り込み、前から後ろまで回って直接サイン。感謝の気持ちを行動と言葉で伝えた。

　有村は「本当に私達はサインするだけなので。ずっと狭いところで待っていてくれて、みんな心配していました。何か出来ないかと思って」とコメント。有村自身も出身校の東北高校が宮城県にあるとあって「連絡がとれない人が何人かいます」と心配は絶えないが、「とにかく今選手は本当に団結していて、出来ることあったらやっていきたい」と前を見据えた。