＜ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ　2日目＞◇12日◇土佐カントリークラブ(6,232ヤード・パー72)

　国内女子ツアー第2戦「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディス」は三陸沖を震源に発生した地震を受けて2日目以降の中止が決定。選手には主催者から決定が出された昨晩10時30分からから今朝にかけてFAXで通達された。この日は8時からミーティングが開催され、ほぼすべての選手が出席。協会、主催者からの説明に真剣な表情で耳を傾けていた。

「中止もある」PRGRレディス、2日目以降は未定

　初日はコースに足止めとなったギャラリーにサイン会を行うなど、選手の先頭に立ってきた有村智恵、大山志保、馬場ゆかりらはミーティング終了後も長時間に渡って話し合い。これまで協会で集めてきたチャリティ金の寄付や、選手間で任意に募金をつのる口座開設に向けて動き出すなど、被災地へ向けて出来ることを確認した。

　有村は「とにかく出来ることを話し合いました。私達はとにかく自分達で動き出していくことしかできない。出来る人から始めていって協力しあってやっていこうと話しました」とコメント。ここまでサイン会、ミーティング、話し合いと気丈に振舞っていた有村だが、出身校である東北高校があるのは他ならぬ被災した宮城県。テレビインタビュー中には「テレビで仙台を見てすごく心配で…」とこみ上げる思いをガマンできず涙をこぼした。