転機が訪れたのは今から1年ほど前。18年から専属キャディを務めてくれている川口淳キャディがコーチを紹介してくれたのだ。ツアー会場に行けば他の選手のコーチがいてワンポイントアドバイスをもらえることも多い。逆にプロ側から「少し見てください」と声をかけることもままある。だが渡邉は違った。「聞いてみたい気持ちもありましたが、他の選手のコーチをしている人にそう言うのはコーチにも選手にも失礼かなと思いました」と愚直に一人で戦い続けていた最中であった。
「そろそろ外から見てもらわないと、自分がどうなっているか分からない。いろいろな人に話を聞いてみよう」と思い始めたころに、川口キャディが旧知の仲だという中島規雅コーチを紹介してくれた。これが運命の出会いとなった。
そんな中島に対して渡邉は「練習ではいい球が出るようになってきたが、試合では左が嫌でできない」と率直に悩みをぶつけた。最初に中島が提案したアドバイスはしっくりくるとは言えなかったが、様々な角度で説明してくれたことで徐々にハマってきた。「曲げなくないからとインパクトが点になっている。インパクトゾーンをもっと長くしたほうがいい」という状態を改善するため、手首のリリースを少し早くするなど様々な取り組みによってショットは輝きを取り戻していく。こうした周囲の支えと新たなコーチとの出会いが渡邉の復活には欠かせなかった。
「そろそろ外から見てもらわないと、自分がどうなっているか分からない。いろいろな人に話を聞いてみよう」と思い始めたころに、川口キャディが旧知の仲だという中島規雅コーチを紹介してくれた。これが運命の出会いとなった。
そんな中島に対して渡邉は「練習ではいい球が出るようになってきたが、試合では左が嫌でできない」と率直に悩みをぶつけた。最初に中島が提案したアドバイスはしっくりくるとは言えなかったが、様々な角度で説明してくれたことで徐々にハマってきた。「曲げなくないからとインパクトが点になっている。インパクトゾーンをもっと長くしたほうがいい」という状態を改善するため、手首のリリースを少し早くするなど様々な取り組みによってショットは輝きを取り戻していく。こうした周囲の支えと新たなコーチとの出会いが渡邉の復活には欠かせなかった。