＜日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 2日目◇11日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部（岡山県）◇6640ヤード・パー72＞

鈴木愛、渡邉彩香、有村智恵、勝みなみら複数回優勝を挙げている実績豊富な選手たちが予選落ちを喫してしまった今季国内女子メジャー初戦。そんな波乱の展開で予選ラウンドを終えた2日目のリーダーボードを見てみると、新勢力の台頭が目をつく。

女タイガー・笹生優花の豪快ドライバースイング【連続写真】

韓国のペ・ヒギョンがトータル8アンダーで頭一つ抜け出ているが、2打差で追う2位グループに顔を見せるのが、初優勝を狙う高橋彩華と木村彩子に加え、澁澤莉絵留、笹生優花、西村優菜らルーキーの3人。昨年、今回と同じ会場で行われたプロテストに合格したばかりの新世代が元気いっぱいだ。

今季すでに2勝を挙げている笹生は別格としても、澁澤は今季レギュラーツアー初参戦。西村は「ニトリレディス」こそ9位タイに入ったが、そのほかの3試合は予選落ち。それが澁澤「66」、西村「68」とビッグスコアを叩き出して、一気に優勝戦線に浮上した。

この快進撃に澁澤は、「ビックリですね。こんなに急にバーディが取れると思っていなくて」とにこやかに話した。西村は、「一緒にここでプロテストに受かったメンバーと上位争いできたら最高」と、週末も同期とともに大会を盛り上げる気満々だ。