＜大王製紙エリエールレディス　事前情報◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）◇6545ヤード・パー71＞

昨年のプロテストで合格した渋野日向子の後輩でルーキーの石川怜奈が「大王製紙エリエールレディス」でプロとして初めてレギュラーツアーに挑む。

大型ルーキー　石川怜奈のドライバースイング【連続写真】

プロテストでは、海外メジャー覇者の高校の1学年下ということは元より、アンケートの体重欄に「100キロ」と記入、ポケモンのキャラクター・カビゴンに似ていることからレナゴンと呼ばれていること、先輩のことは「ヒナコッティーと呼んでいる」、唐揚げが大好きでテスト終了後には「今は肉が食べたい。お腹すきました」など、その明るいキャラクターで話題を集めた。

そんな注目ルーキーだが、昨年のファイナルQTで今季の出場権を獲得できず。さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響により試合延期が相次いだことから、デビュー戦もずれ込んだ。ようやく開幕した今シーズンはステップ・アップ・ツアーを主戦場として、「山陽新聞レディース」でプロ初優勝。その特典として今大会の出場権をつかんだ。

「やっとですね」と初のツアーに率直な気持ちを話した石川。「（先輩の渋野と）同じ舞台に立ててうれしいですね」と思いつつ、初めて味わう雰囲気に目を輝かせた。「さきほど申ジエさんを見たのですが、とてもかっこいい！小さいときからテレビで見ていたのでうれしかったです。歩き方もかっこよかったです！」と憧れの選手の前では、まだいちファンとなってしまうことも。

そんなわけで、意気込みもまだまだ景気良くはいかない。「レギュラーツアーだからといって変わったことはできないので、いつも通りの自分でパープレーを目標に頑張りたい。普通にやればバーディを獲れると思うのですが…普通にできるように頑張りたいです」と目標設定は低め。それでも、プロテスト合格時には目標として「目標は渋野日向子と優勝争いすること！」と力強く宣言した大型ルーキー。初戦からディフェンディングチャンピオンとの激闘を期待したい。（文・秋田義和）