＜日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 　初日＞◇8日◇キングフィールズゴルフクラブ(6,700ヤード・パー72)

　千葉県にあるキングフィールズゴルフクラブを舞台に開幕した、国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」は初日の競技を終了。不動裕理と三塚優子が5アンダーで首位を並走、1打差の3位には福嶋晃子、2打差4位には横峯さくらがつけた。不動、福嶋、横峯と過去、賞金女王の座についた選手たちがメジャー初日で好スタートを切った。

不動裕理の今季成績

　ラフが長く、フェアウェイが狭いメジャーのセッティングをものともせず、1番と17番を除いてはティショットでフェアウェイをキープした不動。これには「奇跡ですね」と本人もビックリの様子だった。前半はバーディパットが決まらず、我慢の展開となったが「ちょっとがっかりするけど、このラフでパーを取るのは大変なので、バーディが取れなくても1ホール消化したと思うように」気持ちを切らさずプレーを続けると、後半で爆発。10番から圧巻の4連続バーディ、終盤の17番パー5でも3打目を2メートルにつけバーディを奪取。難コースを攻略し、首位に立った。

　福嶋は逆にティショットが安定せず、ラフにつかまる場面が目立ったが、「意外とライがよかった」と運にも助けられ好発進。6バーディ・2ボギーの4アンダーで3位につけた。「ドライバーで少しでも前へ、刻む練習はしてないです」と持ち前のパワーを生かした強気なゴルフで難コースをねじ伏せた。

　対照的なゴルフながら、大舞台で輝きを放ったベテランたち。残り3日間もメジャーを沸かせることができるか。