＜LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ　初日◇24日◇宮崎カントリークラブ6,482ヤード・パー72＞

　国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が宮崎カントリークラブを舞台に開幕した。

「良いスタート」桃子、高麗グリーンに苦しむも初日9位タイ！

　4アンダーで単独首位に立った全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)は各選手が風と高麗グリーンに苦しむ中11番までに5つスコアを伸ばす一人旅。その後1つスコアを落としたものの4アンダーで2位に2打差をつけた。ツアー屈指の実力者も今季は未勝利。「今年はショットは良かったけど、パットが悪かったので苦しかったです。今日はパットが良かったので気持ちよくプレー出来た。最終日までこんな気分でプレーしたいですね」と最終戦を最高の結果で締めくくるべく気合いは十分。この勢いのまま逃げ切りを図る。

　その全に2打差の2位につけたのは、ディフェンディングチャンピオンのインビー・パーク(韓国)。パークは今大会のために先週のトーナメントを欠場して万全の調整。さらに、今年不調だったというパターも昨年優勝時のものに変え好発進を演出して見せた。この日も後半のパー5でダブルボギーを叩いたものの終盤にきっちり2つのバーディを奪ってナイスカムバック。連覇へ上々のスタートだ。

　この2人に続く1アンダー3位に申ジエ(韓国)、イーブンパー4位タイには李知姫(イ・チヒ)(韓国)と初日は韓国勢が上位を独占。ここに割って入る日本人選手は現れるのか。それとも層の厚い韓国勢に押し切られるのか。残り3日間熾烈な争いが繰り広げられる。