辻村氏によれば、グリーンが小さいぶん「2段グリーンもなく、乗ればいわば“射程圏内”です。この二人ならなおさらですね」と、パット巧者にはもってこいのセッティングだったといえる。
■優勝争いでも動じない西村優菜の“心拍数”
3日間を通して1ラウンドの平均パット数はともに「24.33」で全体1位。西村も森田も長いパットから短いパットまでことごとく決める展開。そのなかで、最後に森田を上回った要因のひとつとして、西村の落ち着きもあるという。
「15番でバーディを獲って首位が入れ替わってから、17番パー3のティショット。この日は175ヤードでしたが、決して簡単ではない。その場面でも西村さんは焦りがなく、いつもと同じタイミングで打てていました。いつも通りの心拍数にしか見えないんです」。優勝を決定づけたともいえるこの勝負の一打。西村は9番ウッドでは少し大きいと判断し、「(持ち球の)ドローではなくストレートで距離を抑えた」と振り返った。結果はグリーンに落ちてピンに向かい50センチにピタリ。バーディでとどめをさした。
喉から手が出るほど欲しかった今季初優勝を前に、この冷静さを持てるのも西村の強さ。「普通なら気持ちのブレなどもありそうですが、それくらい勝つことに対して動揺といったものがないんです。あの場面であのタイミングでスイングできるのはさすがのひと言。呼吸が全くズレていませんでした」と辻村氏も驚きの1ショットだった。
■敗れた森田はこのあとどんどん勝てる?
■優勝争いでも動じない西村優菜の“心拍数”
3日間を通して1ラウンドの平均パット数はともに「24.33」で全体1位。西村も森田も長いパットから短いパットまでことごとく決める展開。そのなかで、最後に森田を上回った要因のひとつとして、西村の落ち着きもあるという。
「15番でバーディを獲って首位が入れ替わってから、17番パー3のティショット。この日は175ヤードでしたが、決して簡単ではない。その場面でも西村さんは焦りがなく、いつもと同じタイミングで打てていました。いつも通りの心拍数にしか見えないんです」。優勝を決定づけたともいえるこの勝負の一打。西村は9番ウッドでは少し大きいと判断し、「(持ち球の)ドローではなくストレートで距離を抑えた」と振り返った。結果はグリーンに落ちてピンに向かい50センチにピタリ。バーディでとどめをさした。
喉から手が出るほど欲しかった今季初優勝を前に、この冷静さを持てるのも西村の強さ。「普通なら気持ちのブレなどもありそうですが、それくらい勝つことに対して動揺といったものがないんです。あの場面であのタイミングでスイングできるのはさすがのひと言。呼吸が全くズレていませんでした」と辻村氏も驚きの1ショットだった。
■敗れた森田はこのあとどんどん勝てる?