■今季初優勝へもがく2人に大きな期待
様々なものがかかる最終戦だが、過去の優勝者を見ると何かを背負っていない選手が多い。統合シーズンでシードが関係なかった2020年大会を除く直近の10試合を見てみると、賞金女王の可能性を残していた選手は3人(15年ボミはすでに女王戴冠済)、シード争いをしていた選手の優勝はゼロ。それ以外はすでにシードを決めているけど、女王の可能性もないという選手だった。
「気持ちを切らしていないことが大事なんです」と大西氏はいう。「前週も言いましたが、オフが目前と迫り気持ちがたるみやすい時期。そのなかでも勝つためにもがいている選手しか勝つことはありません」。だからこそ、と挙げるのが今年はまだ優勝のない賞金ランキング7位の吉田優利。
「8月からずっと調子がいいのに、今年は勝利にあと一歩届いていません。でも、コーチの辻村さんと一緒に勝つために何が足らないか毎週試行錯誤してもがいているように見えます。練習に対する真剣さも今でもすごい。そしてパッティングが良く、爆発力もある。試合が残り少なくなっていくことに危機感、寂しさ、悔しさを一番感じているといっていい選手。ブレーキを踏まずに突っ走ってほしいですね」
もう一人挙げたのが菅沼菜々。いまだツアー未勝利ながら賞金ランキングは9位と上位につけている。
「菅沼さんはパーオンホールの平均パット数が2位、1ラウンドあたりでは4位とツアー屈指のパター巧者で爆発力もある。最終ラウンドの平均ストロークにいたっては1位ですからね。特に4日目に強い印象があります。もちろん、初優勝を目指しており気持ちは切れていません。そして今週のキャディは百戦錬磨の森本真祐さん。最高の相棒とともに気合いが入っていると思いますよ」
様々なものがかかる最終戦だが、過去の優勝者を見ると何かを背負っていない選手が多い。統合シーズンでシードが関係なかった2020年大会を除く直近の10試合を見てみると、賞金女王の可能性を残していた選手は3人(15年ボミはすでに女王戴冠済)、シード争いをしていた選手の優勝はゼロ。それ以外はすでにシードを決めているけど、女王の可能性もないという選手だった。
「気持ちを切らしていないことが大事なんです」と大西氏はいう。「前週も言いましたが、オフが目前と迫り気持ちがたるみやすい時期。そのなかでも勝つためにもがいている選手しか勝つことはありません」。だからこそ、と挙げるのが今年はまだ優勝のない賞金ランキング7位の吉田優利。
「8月からずっと調子がいいのに、今年は勝利にあと一歩届いていません。でも、コーチの辻村さんと一緒に勝つために何が足らないか毎週試行錯誤してもがいているように見えます。練習に対する真剣さも今でもすごい。そしてパッティングが良く、爆発力もある。試合が残り少なくなっていくことに危機感、寂しさ、悔しさを一番感じているといっていい選手。ブレーキを踏まずに突っ走ってほしいですね」
もう一人挙げたのが菅沼菜々。いまだツアー未勝利ながら賞金ランキングは9位と上位につけている。
「菅沼さんはパーオンホールの平均パット数が2位、1ラウンドあたりでは4位とツアー屈指のパター巧者で爆発力もある。最終ラウンドの平均ストロークにいたっては1位ですからね。特に4日目に強い印象があります。もちろん、初優勝を目指しており気持ちは切れていません。そして今週のキャディは百戦錬磨の森本真祐さん。最高の相棒とともに気合いが入っていると思いますよ」