＜日本女子オープン　3日目◇29日◇横浜カントリークラブ 西コース(6,545ヤード・パー72)＞

　横浜CCで開催されている、国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」は3日目を終了。トータル3オーバーからスタートした宮里美香は1つスコアを落とし、トータル4オーバーの6位タイでフィニッシュした。

宮里美香の今季成績

　この日は晴天に恵まれたものの、強風で硬く締まった2日目とは打って変わって、グリーンが重くなっていた。「練習グリーンでアレ？ って思って、聞いてみたら昨日はローラーをかけてないって言っていたので」。序盤はそのギャップに苦しみチャンスにつけられずにいたが、7番パー3では5番アイアンで放ったティショットを約50センチにつけるスーパーショットで楽々バーディ。すると続く8番でもバーディを奪って一時は首位タイに並んでみせる。

　「後半はティショットが乱れてしまった。ちょっと(タイミングが)早かったかな」と、ショットのミスから3つのボギーを叩き結果的には1つスコアを落としたが、修正ポイントもわかっているだけに焦りはない。「明日はすごく楽しみです。良い感じのゴルフが出来ているので、チャンスはチャンスだと思う」と残り18ホールを見据えていた。

　2010年に今大会を制したときには、最終日を迎えた時点で2位に4打差。「あの時もそんなにプレッシャーはなかったですけど(笑)」と笑ったものの、追いかける立場になっても宮里がブレることはない。「天候が気になるけど、いかに自分のゴルフが出来るかがキーになる」。メジャーの重圧も緊張感もすべてコントロールして、1打1打上を目指していく。