＜日本女子オープン　最終日◇30日◇横浜カントリークラブ 西コース(6,545ヤード・パー72)＞

　国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」最終日。トータル1オーバーの首位タイからスタートしたフォン・シャンシャン(中国)が、1つスコアを伸ばしトータルイーブンパーで優勝を果たした。

フォン・シャンシャンの今季成績

　初日から首位を譲らない安定感を発揮した横綱相撲。これで、米国女子メジャー「ウェグマンズLPGA選手権」と「日本女子オープン」の日米メジャーダブル制覇を成し遂げた。これは1977年に樋口久子が成し遂げて以来の快挙となる。1打差の2位にインビー・パーク(韓国)、ローアマチュアは、トータル17オーバー51位タイで並んだ永峰咲希と篠原真里亜がプレーオフを行い永峰が獲得した。

　フォンは1番でボギーが先行したものの、4番、5番の連続バーディで取り戻すと、9番でもバーディを奪取。終盤はインビー・パークの追撃を受けたものの、最終18番外せばプレーオフの約2メートルのパーパットをセーブ。プレー中は順位表を見ないことが習慣化しており、最後はウィニングパットかどうかもわからず数秒立ち尽くしたが、優勝がわかるとキャディとハイタッチで喜んだ。

　フォンは「言葉が出ないくらいうれしい。アメリカのメジャーに負けないくらいの嬉しさです」と喜びをコメント。今週は横浜中華街が近いこともあり、「中華街に行ったあとは小籠包も食べました。優勝の源だと思います」と母国の味が優勝を後押しした。