＜樋口久子 森永製菓ウイダーレディス　初日◇26日◇森永高滝カントリー倶楽部(6,652ヤード・パー72)＞

　国内女子ツアー「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」が千葉県にある森永高滝カントリー倶楽部で開幕。

　全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)と並んで首位発進の竹末裕美は、好発進の理由を「ショットとパットがかみ合ってきた」と分析。グリーンが予想以上に重かったためラインを気にせず強く打ったことが功を奏したとのことだ。

　先週から腰の痛みを感じ、無理しないようにあまり練習していない。それが良い方に作用したのかは不明だが本人は「30歳になってからけっこう体力の限界を感じる」と苦笑い。来季のシード権が獲得できる賞金ランクは現在54位につけており、この大会で勝利を挙げれば獲得できる可能性があるが

　ゴルフは競技人生が長いとはいえ、若く体力があるのはアドバンテージでもある。「体力的にも精神的にもピークと言うか限界を感じているので、シード権より1試合1試合を大事にしたい」としみじみ。仲のよい笠りつ子(25歳、最新賞金ランク8位)を引き合いに出し「勢いあるし、若いっていいなって思う。いっぱい食べるし夜も元気だし(笑)」と若さをうらやむコメントも。

　「優勝への意識は無い」と言い切った竹末だが、本音は「できたらいいなと思っているぐらいが私はいい」。控えめなに意欲を燃やしてでツアー2勝目をつかみに行く。