その時、芹澤から出された木戸に対する課題は“ショートゲーム”と“楽しく真剣にゴルフをすること”。前者は単純に技術的なことだが、後者のはメンタル面に関することで、芹澤によれば、木戸は「真面目すぎる」。もちろん真面目であることは悪いことではないが、自分に対する厳しさは時に上達への弊害にもなる。「ミスすると自分に怒るんだよ。意外に熱くなるタイプなんだけど、ゴルフは楽しくやらないとダメなんだ」。長きに渡ってツアーの舞台で戦ってきた芹澤の言葉だからこそ、この言葉には重みがある。
実際、ラウンドを終えた木戸も「前半戦は結果ばかりにとらわれてしまって、大好きなゴルフを楽しむことを忘れたというか…合宿をさせてもらって、(芹澤たちが)本当に楽しそうにプレーしているのを目の前で見させてもらって、私もこういうプロになりたいと思いました」と話していた。プロだからゴルフを真剣にやるのは当たり前だが、楽しむことも忘れてはいけない。ある意味ではゴルファーとしての原点に立ち返ったことが、木戸の現在の躍進につながっている。
「今、自分がやるべきことをやりたい」。目標とするのは2012年以来となるツアー優勝であることに変わりはないが、まずはゴルフを楽しみ、そして真剣に1球1球を積み重ねていく。
実際、ラウンドを終えた木戸も「前半戦は結果ばかりにとらわれてしまって、大好きなゴルフを楽しむことを忘れたというか…合宿をさせてもらって、(芹澤たちが)本当に楽しそうにプレーしているのを目の前で見させてもらって、私もこういうプロになりたいと思いました」と話していた。プロだからゴルフを真剣にやるのは当たり前だが、楽しむことも忘れてはいけない。ある意味ではゴルファーとしての原点に立ち返ったことが、木戸の現在の躍進につながっている。
「今、自分がやるべきことをやりたい」。目標とするのは2012年以来となるツアー優勝であることに変わりはないが、まずはゴルフを楽しみ、そして真剣に1球1球を積み重ねていく。