「あのロブは10回に1回できるか」という難易度の高いショットを成功させピンチを凌ぎ、流れも呼び寄せた。これまでは熱くなりすぎて、自滅もあった上田だがこの日は最後まで冷静にプレー。“スイッチ”が入ったのは「最後のバーディパットだけ」だけ。「アメリカに行ってなかったらこの優勝はなかったかもしれない」。この日の大歓声は6年の米ツアー時代に流した汗と涙がもたらしたものだった。
今年は不動裕理が03年に達成した“年間10勝”を目指していたが、それは来季に持ち越し。「タナボタや調子が悪い時でも勝てないと達成できない」、大きな目標を見据えて今週は無欲のプレーだったが、それが実を結んだ結果だった。このコースはどちらかといえば「相性がよくないイメージ」だったそうだが、それでも勝てた。7番のパーを連続バーディにつながったが、今、上田が考えているのはいかに日々のプレーを目標達成に“つなげるか”ということ。体調が悪くても、苦手コースでも勝てる――この自信を大記録、そして海外メジャー制覇の夢につなげていく。
今年は不動裕理が03年に達成した“年間10勝”を目指していたが、それは来季に持ち越し。「タナボタや調子が悪い時でも勝てないと達成できない」、大きな目標を見据えて今週は無欲のプレーだったが、それが実を結んだ結果だった。このコースはどちらかといえば「相性がよくないイメージ」だったそうだが、それでも勝てた。7番のパーを連続バーディにつながったが、今、上田が考えているのはいかに日々のプレーを目標達成に“つなげるか”ということ。体調が悪くても、苦手コースでも勝てる――この自信を大記録、そして海外メジャー制覇の夢につなげていく。