白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■ブリヂストンレディス(5月16~19日、千葉・袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース、優勝:竹田麗央)
首位と1打差の2位で迎えた最終日、竹田麗央は「68」をマークし、トータル14アンダーで堂々の逆転勝利。スタート直後の1番から3連続バーディを奪い、5、6番での連続バーディでさらに突き放すなど、完璧なゴルフを展開。序盤からリーダーボードのトップに立ち、そのまま逃げ切った。
ハーフターン時に母親が用意したおにぎりは、大ファンであるオリックス・山下舜平大投手のユニフォームを模した巾着袋に入っていたという。竹田はこの“推しグッズ”を携え、後半のプレッシャーに打ち勝った。
この勝利により、メルセデス・ランキング(以下MR)、年間獲得賞金、平均ストロークの三冠に返り咲き。“竹田時代”到来を強く予感させた。