＜大王製紙エリエールレディスオープン　事前情報◇18日◇五浦庭園カントリークラブ（6,460ヤード・パー72）＞

　福島県にある五浦庭園カントリークラブを舞台に開催される「大王製紙エリエールレディスオープン」。出場選手が限られる「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を除けば今大会が国内女子ツアー最後の試合。来季の賞金シードをかけた最後の戦いがいよいよ始まる。

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　賞金シード枠は賞金50位まで。ボーダー上に立つ柏原明日架は元々今大会の出場権は無かったが繰上げで出場が決定。「出られるに越したことはない」と自力で切符を掴む権利を得た。「シード権争いのほうが優勝争いよりも大変だと聞いています。とりあえず予選通過しないといけないですが、そこばかり見てしまうと落ちてしまう可能性もあるので上だけを見ていつもどおりやるだけですね」とコメントした。

　9年連続でシードを守り続けている北田瑠衣も今週が正念場。賞金ランクは49位とギリギリの位置にいるが動揺や焦りはない。「この4日間で決まる。バタバタしても仕方ない。やるしかないですね」。ベテランらしく覚悟を決めてティグランドに立つ。

　初シードを目指すのは52位の川満陽香理だ。開幕戦で4位タイに入るも終盤戦にかけて失速気味。「好スコアを出そうとしすぎて身体のバランスが崩れてしまっていた」と原因を分析する。その反省を活かし、バランスの良いスイングをするべくコーチと共に念入りに調整。満を持して最終決戦に挑む。「いつもどおりやろうと頑張ります（笑）コースはちょっと長いですが、粘って粘っていきたいですね」と我慢のゴルフで来季の出場権を目指していく。