ここまでの道のりは決して平たんなものではなかった。ショットでの悩みはホテルに帰っても続き、オフの日でもゴルフのことが頭から離れなくなった。「体力、気力ともにかなり消耗していました」。またコース上でも一番ひどい時は「打つのが怖い」とキャディの清水重憲氏に漏らすほど。清水氏は「どこに行っても大丈夫だから打って」や「このクラブは距離がぴったりだから大丈夫」と励ましながら、「悪くてもコースでチャレンジしないとどうにもならないよ」と諭して背中を押した。何度も試行錯誤を繰り返し、「そして今日があります。久しぶりにゴルフが楽しかったです!優勝していた時の感覚に近い」とボミも本来の笑顔を取り戻した。
8月21日が誕生日のボミにとって、28歳の集大成となる試合。「この歳で迎える最後の一週間です。本当に一生懸命頑張りたい」。29歳までの残り2日、取り戻したショットで攻めて攻めて攻めまくる。
8月21日が誕生日のボミにとって、28歳の集大成となる試合。「この歳で迎える最後の一週間です。本当に一生懸命頑張りたい」。29歳までの残り2日、取り戻したショットで攻めて攻めて攻めまくる。