気合を入れ直して放った1打は、無情にもカップ横をすり抜けてボギー。単独首位が3人のタイに変わってしまった。その後、最終組の吉田弓美子が18番で劇的なバーディを決めて優勝。藤本の勝利は消えた。
今季は同じ静岡県で開催された4月の「フジサンケイレディスクラシック」で2日目を終えて吉田と並びトップタイに立ちながら、最終日にオーバーパーをたたき3位タイに終わった。その後2度のトップテンはあるものの、調子が上がらないシーズンを送っていた。今回こそは大チャンスと見られたが、上がり2ホールでの自滅に、ホールアウト後は大粒の涙を流し、ローカールームにいったん引き上げた。真っ赤に晴らした目で報道陣の前に戻ってきた藤本は、気丈に惜敗を振り返った。
「神様から『もうちょっとだよ』と言われているのだと思います。成長はできているのかな…」
それでも、今季のベストフィニッシュ2位タイの結果を必死で受け入れようとしていた。
今季は同じ静岡県で開催された4月の「フジサンケイレディスクラシック」で2日目を終えて吉田と並びトップタイに立ちながら、最終日にオーバーパーをたたき3位タイに終わった。その後2度のトップテンはあるものの、調子が上がらないシーズンを送っていた。今回こそは大チャンスと見られたが、上がり2ホールでの自滅に、ホールアウト後は大粒の涙を流し、ローカールームにいったん引き上げた。真っ赤に晴らした目で報道陣の前に戻ってきた藤本は、気丈に惜敗を振り返った。
「神様から『もうちょっとだよ』と言われているのだと思います。成長はできているのかな…」
それでも、今季のベストフィニッシュ2位タイの結果を必死で受け入れようとしていた。