<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇5日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,715ヤード・パー72)>
国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」3日目は、アンダーパーでホールアウトする選手がわずか3人と、多くの選手が苦しいゴルフを余儀なくされる1日となった。なぜ、このような難しいラウンドとなったのか。国内男子ツアーで8勝を挙げ、会場の茨城ゴルフ倶楽部所属でコースセッティングのアドバイスなどもしている細川和彦に話を聞いた。
【写真】絡みつくようなラフに…韓国賞金女王も困り顔?
「実際にコースを歩いてみましたが、今回のセッティングは男子の試合より難しくなっていますね」。細川は、多くの選手を苦しめたコースについてこんな見解を示した。「まずはグリーン。セッティングをするときには、週間の天気予報などを見て、雨が降っても大丈夫なように固さを調整していきますが、今回は事前の段階で相当固い設定になっています」と明かした。さらに「ピンポジションも厳しい位置に切られている」というのも相まって、アプローチに神経をすり減らしたという選手の声も目立った。
例えば、この日1バーディ・2ボギーの1オーバー(トータル4オーバー)でホールアウトした新垣比菜に話を聞くと、「ピンポジが難しく、グリーンも硬かったので、とにかくグリーン手前に落とすことを意識しました」とその戦略を語った。また松田鈴英(この日3オーバー)のキャディ、佐藤大輔氏も「グリーンに乗せなくていい。とにかく手前から攻めました」と新垣同様の言葉を口にした。無理に攻めず、安全策を取りながらチャンスをうかがう。それゆえ爆発的なスコアを出すのが難しかったようだ。
また「長いラフ」も、スコアが伸びない要因の1つと細川は語る。「ティショットでフェアウェイに残るかどうかで、そのホールの運命は大きく変わります。グリーンが小さく、硬いこともあって、ラフから打って乗らず入らずという光景も多く見られました」。さらに「フェアウェイは広いのにあまり残らなかったという声も多かったです。これは風といった天候面の影響や、メジャーで戦うプレッシャーがそうさせたのかもしれませんね」と、セッティング以外の影響も大きな要因となっている。
国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」3日目は、アンダーパーでホールアウトする選手がわずか3人と、多くの選手が苦しいゴルフを余儀なくされる1日となった。なぜ、このような難しいラウンドとなったのか。国内男子ツアーで8勝を挙げ、会場の茨城ゴルフ倶楽部所属でコースセッティングのアドバイスなどもしている細川和彦に話を聞いた。
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「実際にコースを歩いてみましたが、今回のセッティングは男子の試合より難しくなっていますね」。細川は、多くの選手を苦しめたコースについてこんな見解を示した。「まずはグリーン。セッティングをするときには、週間の天気予報などを見て、雨が降っても大丈夫なように固さを調整していきますが、今回は事前の段階で相当固い設定になっています」と明かした。さらに「ピンポジションも厳しい位置に切られている」というのも相まって、アプローチに神経をすり減らしたという選手の声も目立った。
例えば、この日1バーディ・2ボギーの1オーバー(トータル4オーバー)でホールアウトした新垣比菜に話を聞くと、「ピンポジが難しく、グリーンも硬かったので、とにかくグリーン手前に落とすことを意識しました」とその戦略を語った。また松田鈴英(この日3オーバー)のキャディ、佐藤大輔氏も「グリーンに乗せなくていい。とにかく手前から攻めました」と新垣同様の言葉を口にした。無理に攻めず、安全策を取りながらチャンスをうかがう。それゆえ爆発的なスコアを出すのが難しかったようだ。
また「長いラフ」も、スコアが伸びない要因の1つと細川は語る。「ティショットでフェアウェイに残るかどうかで、そのホールの運命は大きく変わります。グリーンが小さく、硬いこともあって、ラフから打って乗らず入らずという光景も多く見られました」。さらに「フェアウェイは広いのにあまり残らなかったという声も多かったです。これは風といった天候面の影響や、メジャーで戦うプレッシャーがそうさせたのかもしれませんね」と、セッティング以外の影響も大きな要因となっている。