26日、タイのレガシーゴルフクラブ(バンコク)にて、タイシニアPGAツアーの開幕戦「サンワード・シニア・チャンピオンシップ セキワ カップ2025」の1日目が開催。今季から欧州シニアツアーにフル参戦する横田真一が参戦し、3アンダー・4位の好発進となった。
横田に初日のラウンドを振り返ってもらった。
「今日はショットとかの調子が悪かったけど、難しいバンカーが寄ったりとか流れが良かったです。PWで2回9番で3回グリーンを外したりショットの調子は悪いですが、体の調子は絶好調なので、明日は5アンダーを目標にします」(横田)
キャディの福城遊氏が横田が頼りにしている秘密兵器のギアを教えてくれた。
「『バーナーミニドライバー』がセッティングの中の秘密兵器なんです。3Wの代わりに入れています。ティショットにもセカンドにも使います。直ドラが横田プロは好きなので、ツマ先上がりとかで軽く振って150Yとかスライスで飛ばしたりすごく重宝しています。実は、バーディを取るときは、大体このクラブがかかわっているんですよ」(福城氏)
シャフトはプロトタイプで、TRPXの『ファビュラス Ni-Ti40プロト』モデルを採用。世界初の”形状記憶合金”入りモデルとして話題となったモデルだ。金属形状記憶合金の『Ni-Ti超弾性線』を投入しているため、スムーズなしなりと素早い復元力を実現させている。50g台しかなかったが、特別に40g台のプロトタイプを作ってもらったという。
「(このクラブは)ロングのセカンドで、すごく重宝します。ロフトが(通常3Wは15度だが)11.5度と立っているので、右に曲げて飛ばすことができるんです。これが一番の理由。シャフトも素早くしなり戻るので、使いやすいですね」(横田)
2日目のラウンドで、横田のミニドライバーは火を噴くのだろうか。(文・加藤雄一郎)