＜ロレーナ・オチョア招待　最終日＞◇15日◇グアダラハラ・カントリークラブ(6,644ヤード・パー72)

　天才少女とうたわれ15歳でプロ転向するも、男子トーナメントへの参戦、手首の故障から極度の不振におちいるなど、苦しみも味わった大器がついに栄冠を掴んだ。メキシコのグアダラハラ・カントリークラブを舞台に開催されている、米国女子ツアー「ロレーナ・オチョア招待」の最終日。トータル10アンダーの首位タイからスタートしたミシェル・ウィー(米国)が悲願のツアー初優勝を飾った。

　ウィーは出だしの1番、3番とバーディを奪いスコアを伸ばすと、その後も粘りのゴルフを展開。中盤ポーラ・クリーマー(米国)、申ジエ(韓国)らの猛追を受けるも、最終18番をバーディで締め歓喜の瞬間を迎えた。2008年のQTを宮里美香らと共に突破し、今季がツアー初シード。地元ハワイで開催された開幕戦「SBSオープン」以降、後一歩のところで勝利を逃す試合も多かったが、終盤を迎えたルーキーイヤーで見事結果を出して見せた。

　2打差の2位にはポーラ・クリーマー、賞金ランキング首位の申ジエはトータル10アンダー3位タイ、ロレーナ・オチョア(メキシコ)は自身の名前のついた大会で意地を見せ6位タイに食い込んだ。17位タイからスタートした宮里藍は2バーディ・2ボギーとスコアを伸ばせずトータル3アンダーの16位タイで終えている。

【最終結果】
優勝：ミシェル・ウィー(-13)
2位：ポーラ・クリーマー(-11)
3位T：モーガン・プレッセル(-10)
3位T：申ジエ(-10)
3位T：クリスティ・カー(-10)
6位T：ロレーナ・オチョア(-7)
6位T：キム・ソンヒー(-7)
8位T：カトリーナ・マシュー(-5)他5名

16位T：宮里藍(-3)他2名