そこで比嘉の過去の海外女子メジャーの戦績を見ると、おもしろい傾向がある。初メジャーは2013年の「全英リコー女子オープン」。国内ツアー実質1年目で2勝を挙げ乗り込んだ舞台で、いきなり7位タイに入った。その権利で翌年も出場したが、今度は予選落ち。そして4年ぶりに出場した昨年の全英では優勝争いの末に4位タイに入った。
今度は、その4位の資格で4月の「ANAインスピレーション」にも出場。こちらは予選落ちに終わったが、これまでのメジャー戦績は4戦してトップ10が2回に予選落ちが2回。そして今回は文句なしの予選通過。となれば、期待が膨らむのがトップ10はおろか、初優勝だろう。
そんな状況下に置かれては、プレッシャー、欲と、さまざまなものが芽生えてきてもおかしくないが、「決勝ラウンドも、予選ラウンドと変わらず自分のベストのパフォーマンスをするだけだと思うので、あした以降も初日と同じような気持ちで迎えることができて、さらにいいプレーができれば最高ですけど、とにかくその日の自分を信じてベストを尽くしていきたいと思います」と、これまでと何ら変わりなく週末のプレーに挑む。
首位に立っても意識はせず、平常心で臨む構え。今までと違う雰囲気には、「あまり実感がまだないというか。それなので、あまり自分に期待していないというのが正直なところです。あまり期待していないから、別にボギーを打っても、何をしてもあまり響かない。それが自分のベストのパフォーマンスをしたと思えるんだったらそれでいいと思います」。と、背伸びをするつもりはない。
最後に日本人女子がメジャーを制したのは1977年の「全米女子プロゴルフ選手権」に勝利した樋口久子。メジャーの予選ラウンドを通れば100パーセントでトップ10入りとしている比嘉。ムービングデーの戦い方にもぜひ注目だ。(文・高桑均)
今度は、その4位の資格で4月の「ANAインスピレーション」にも出場。こちらは予選落ちに終わったが、これまでのメジャー戦績は4戦してトップ10が2回に予選落ちが2回。そして今回は文句なしの予選通過。となれば、期待が膨らむのがトップ10はおろか、初優勝だろう。
そんな状況下に置かれては、プレッシャー、欲と、さまざまなものが芽生えてきてもおかしくないが、「決勝ラウンドも、予選ラウンドと変わらず自分のベストのパフォーマンスをするだけだと思うので、あした以降も初日と同じような気持ちで迎えることができて、さらにいいプレーができれば最高ですけど、とにかくその日の自分を信じてベストを尽くしていきたいと思います」と、これまでと何ら変わりなく週末のプレーに挑む。
首位に立っても意識はせず、平常心で臨む構え。今までと違う雰囲気には、「あまり実感がまだないというか。それなので、あまり自分に期待していないというのが正直なところです。あまり期待していないから、別にボギーを打っても、何をしてもあまり響かない。それが自分のベストのパフォーマンスをしたと思えるんだったらそれでいいと思います」。と、背伸びをするつもりはない。
最後に日本人女子がメジャーを制したのは1977年の「全米女子プロゴルフ選手権」に勝利した樋口久子。メジャーの予選ラウンドを通れば100パーセントでトップ10入りとしている比嘉。ムービングデーの戦い方にもぜひ注目だ。(文・高桑均)