いよいよ2020年はオリンピックイヤー。渋野は現在世界ランキング11位。畑岡に次ぐ日本人2番手でこのままいけば、東京五輪に出場できる。目標の金メダル獲得に向けて、2020年は米女子ツアーのアジアシリーズ2戦「ホンダLPGAタイランド」、「HSBC世界女子選手権」で始動する。開催時期は2月末だが、この時期のタイとシンガポールは暑さ対策が重要になってくる。同シリーズ初参戦の渋野は、「半袖、半ズボンでプレーをすることです。陽に当たらないことが大事だと思うのですが、耐えられないので。あとは日傘ですね」と自分なりの準備を考えている。これは8月に開催される東京五輪も同様だ。また、ラウンド中の“もぐもぐタイム”がトレードマークのようになっている食事についても準備に抜かりがない。「(ラウンド中の)食べ物はしょっぱいものを食べます。梅干しとかそういうのを持っていきます。(アジアシリーズには)日本から駄菓子を持っていくと思います」。
このアジアシリーズには畑岡も出場する。黄金世代2人の出場で国内は俄然盛り上がること間違いないだろう。畑岡は、「予選落ちがないので、4日間のプランをしっかりと立てたいです。それでトップ10に入りたいです。先のことも考えていいスタートを切りたいです」とスタートダッシュ宣言する。
アジアシリーズ2戦の後は、4月の米ツアーメジャー初戦「ANAインスピレーション」が控えている。この大会は、海外のトッププレーヤーも参戦し五輪に向けて大きな意味合いを持つ。「メジャー大会でポイントも高いので予選落ちを絶対にできないと思っていますし、今のランキングを維持するためには上位争いをしないといけないと思うので、しっかりと頑張ります」と渋野が意気込みを語れば、畑岡も「そこに照準を合わせます。オリンピック前ということもありますし、大きな大会です」と大事な一戦としてとらえる。
そして7月末には二人にとって2020年大目標の東京五輪が行われる。畑岡は「日向子ちゃんがメジャーを獲ったので、(オリンピックでも)ライバルになると思います」と闘志を燃やすが、渋野の目には畑岡は「(ランキングで)今私の上にいるのは日本人では奈紗ちゃんだけなので、私が目指す人だと思います」と語る。そして、同世代ながら海外ツアーを先に経験している“先輩”と敬意を払い、将来的な共闘も誓う。「3年くらい前から海外で戦っているので、色々な経験からして先輩です。全然レベルが違いますが、いつかは肩を並べてアメリカツアーで一緒に戦っていきたいです。今は奈紗ちゃんが頑張って引っ張ってくれているので、私も負けじと頑張らないといけないと思わせてくれる存在です。アメリカツアーで戦っている日本人選手は少ないので、もう少しレベルアップしてアメリカツアーで活躍したいと思っています」。
畑岡は「より安定したプレーを続けられるようなシーズンにしたいので、“安定”ですね」と2020年の自身のテーマを一言で表すと、渋野は「今年は“進”。色々なことを覚悟していかないといけない年だと思いますし、自分が進化しないといけない年だと思います。2019年は自分が思う以上の成績を残せましたが、自分がもっと高いレベルを求めてそこに向けて自分が進んでいけるように、もっと強い自分になれるように頑張りたい」と、お互いにさらなる高みを目指すための個々の方向性を垣間見せた。
「東京五輪で金メダル」と異口同音に目標を述べる渋野と畑岡。2人にとって2020年は飛躍の年になることは間違いないだろう。そして、黄金世代のトップランナーとして光り輝き続けていくことを願いたい。
このアジアシリーズには畑岡も出場する。黄金世代2人の出場で国内は俄然盛り上がること間違いないだろう。畑岡は、「予選落ちがないので、4日間のプランをしっかりと立てたいです。それでトップ10に入りたいです。先のことも考えていいスタートを切りたいです」とスタートダッシュ宣言する。
アジアシリーズ2戦の後は、4月の米ツアーメジャー初戦「ANAインスピレーション」が控えている。この大会は、海外のトッププレーヤーも参戦し五輪に向けて大きな意味合いを持つ。「メジャー大会でポイントも高いので予選落ちを絶対にできないと思っていますし、今のランキングを維持するためには上位争いをしないといけないと思うので、しっかりと頑張ります」と渋野が意気込みを語れば、畑岡も「そこに照準を合わせます。オリンピック前ということもありますし、大きな大会です」と大事な一戦としてとらえる。
そして7月末には二人にとって2020年大目標の東京五輪が行われる。畑岡は「日向子ちゃんがメジャーを獲ったので、(オリンピックでも)ライバルになると思います」と闘志を燃やすが、渋野の目には畑岡は「(ランキングで)今私の上にいるのは日本人では奈紗ちゃんだけなので、私が目指す人だと思います」と語る。そして、同世代ながら海外ツアーを先に経験している“先輩”と敬意を払い、将来的な共闘も誓う。「3年くらい前から海外で戦っているので、色々な経験からして先輩です。全然レベルが違いますが、いつかは肩を並べてアメリカツアーで一緒に戦っていきたいです。今は奈紗ちゃんが頑張って引っ張ってくれているので、私も負けじと頑張らないといけないと思わせてくれる存在です。アメリカツアーで戦っている日本人選手は少ないので、もう少しレベルアップしてアメリカツアーで活躍したいと思っています」。
畑岡は「より安定したプレーを続けられるようなシーズンにしたいので、“安定”ですね」と2020年の自身のテーマを一言で表すと、渋野は「今年は“進”。色々なことを覚悟していかないといけない年だと思いますし、自分が進化しないといけない年だと思います。2019年は自分が思う以上の成績を残せましたが、自分がもっと高いレベルを求めてそこに向けて自分が進んでいけるように、もっと強い自分になれるように頑張りたい」と、お互いにさらなる高みを目指すための個々の方向性を垣間見せた。
「東京五輪で金メダル」と異口同音に目標を述べる渋野と畑岡。2人にとって2020年は飛躍の年になることは間違いないだろう。そして、黄金世代のトップランナーとして光り輝き続けていくことを願いたい。