9日まで行われていた米国女子ツアー「ISPSハンダ・ヴィック・オープン」でパク・ヒヨン（韓国）にプレーオフで敗れたユ・ソヨン（韓国）。同大会、そして今週開催の「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」2試合の賞金の半分を、今もなお被害が続いているオーストラリアの大規模森林火災の救済活動に寄付することを発表した。

ゴルフウェアとはまた違う　ユ・ソヨンのおしゃれなドレス姿

ソヨンは「私は韓国人ですがオーストラリアは第二の故郷だと思っています。多くのスタッフ、そしてコーチもオーストラリア人ですし、食べ物やワイン、コーヒーが大好きです。オーストラリアがなければ今の自分はなかった」と豪州への愛を語った。

そして「今回の山火事を見て私にも何かできないかと考えました。より多くの金額を寄付しようと考えた結果、負けたことが残念ではないと言ったら嘘になりますが、うまくプレーすることができたと思っています。発生してから1カ月が経ちますし、忘れかけている人もいるかもしれませんが、思い出すきっかけとなればいい」と寄付に至った理由を明かした。

この決断を米国女子ツアー公式サイトは「勝利で締めくくることはできなかったが、彼女はオーストラリアの勝者である」と褒め称えている。なお、同大会でソヨンは9万49ドル（約990万円）の賞金を獲得している。