日本人がメジャー大会で優勝という偉業が果たされた昨年の「全英AIG女子オープン」。渋野日向子の優勝はあまりにも衝撃的で、実は現地でもドタバタ劇があった。
あの感動をもう一度! 昨年の全英女子オープンを写真で振り返る【写真】
当然ながら、記者にとっても日本人メジャー優勝の取材ははじめての経験だった。1977年に樋口久子が「全米女子プロゴルフ選手権」を制したときは、ほとんど報道されなかったと聞く。ということで、日本人がメジャーに優勝したときは『正直何をすればいい?』というのが現地での話だった。渋野にとっても、そして我々報道陣にとってもバタバタの2日間。昨年大会の最終日、そして翌日の出来事を振り返る。
――
渋野が最終18番で6メートルのバーディパットを沈め、高々と左手を上げたときのことは今でも鮮明に覚えている。私は思わず「やったー!」と声を出してしまった。瞬間、「いま自分はとんでもないものを見てしまったのだ」という思いで鳥肌が立っていた。そこからが未知の世界だった。
経験したことのない出来事に、冷静さを失っていたのは確かだ。日本人メディア同士で抱き合い、歓喜の輪ができていた。大会終了後の表彰式は行われているのだが、その中心に渋野がいるという現実を前に、「これは現実か?このあとどうする?」という思いで、他社の記者と話をしていた。
あの感動をもう一度! 昨年の全英女子オープンを写真で振り返る【写真】
当然ながら、記者にとっても日本人メジャー優勝の取材ははじめての経験だった。1977年に樋口久子が「全米女子プロゴルフ選手権」を制したときは、ほとんど報道されなかったと聞く。ということで、日本人がメジャーに優勝したときは『正直何をすればいい?』というのが現地での話だった。渋野にとっても、そして我々報道陣にとってもバタバタの2日間。昨年大会の最終日、そして翌日の出来事を振り返る。
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渋野が最終18番で6メートルのバーディパットを沈め、高々と左手を上げたときのことは今でも鮮明に覚えている。私は思わず「やったー!」と声を出してしまった。瞬間、「いま自分はとんでもないものを見てしまったのだ」という思いで鳥肌が立っていた。そこからが未知の世界だった。
経験したことのない出来事に、冷静さを失っていたのは確かだ。日本人メディア同士で抱き合い、歓喜の輪ができていた。大会終了後の表彰式は行われているのだが、その中心に渋野がいるという現実を前に、「これは現実か?このあとどうする?」という思いで、他社の記者と話をしていた。