＜全米女子オープン　最終日◇8日◇ブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC(6,984ヤード・パー72)＞

　ウィスコンシン州にあるブラックウルフ・ラン チャンピオンシップCで開催された、米国女子メジャー第3戦「全米女子オープン」の最終日。首位と7打差ながらトータル1アンダー3位タイからスタートした宮里美香は最終日4つスコアを落とし、トータル3オーバーの7位タイで4日間を終えた。

宮里美香がメジャー初戦の悔しさから得たもの

　宮里は5番でセカンドをクリークに落としダブルボギーを叩くと、直後の6番もボギーとして序盤でスコアを落としてしまう。12番のバーディで一息ついたが、13番をボギーとすると、17番はティショットのミスからこの日2つ目のダブルボギー。最終18番をバーディとし「気持ちよかった」とガッツポーズで最後は笑顔を見せたものの、追いかける立場としては苦しい1日となった。

　今大会は最後までパッティングに苦しんだ。この日も1番のバーディパットがカップをのぞくも入らずパーとすると、1メートル前後のパッティングにも苦戦。フェアウェイキープ、パーオン率は高い数値をたたき出したが、ラウンド毎のパット数は“30”を切ることができずスコアメイクに苦しんだ。

　それでも、全米女子オープンで2年連続トップ10フィニッシュ。ここ数戦を見ても3位、2位、2位と好調を維持しており着実に頂点に近づいている。「あともうちょい、というところまできている。どこでつかむかは自分次第」。悲願の初優勝はあと少し手を伸ばせば届くところにある。