＜ホンダLPGAタイランド　最終日◇28日◇サイアムCC パタヤ・オールドC（6,548ヤード・パー72）＞

　オリンピック出場を目指し、国内ツアー開幕を前に米国女子ツアーの『ホンダLPGAタイランド』で2016年シーズンを始動したイ・ボミ（韓国）。世界ランキングのポイントを稼ぐためにトップ10を目指し最終日をスタートさせたが、4バーディ・5ボギーの“73”で1つ落としてしまいトータル2アンダーの24位タイで4日間を終えた。　

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　この日、3アンダー16位タイからスタートしたボミ。2番、3番（ともにパー4）でセカンドを2m以内につけて連続バーディを奪取。幸先良い立ち上がりを見せ、チャージを予感させた。ところが5番、6番で連続ボギーを叩くと一転。後半では13番、14番で連続ボギー。15番で1つ取り返すも17番では3パットを叩いてしまいボギーとしてしまう。最終18番はバーディで締めるもスコアを伸ばせず2アンダーでフィニッシュとなった。

　「出だしの1番から3番までは良くて、そこからもいいプレーができると思ったのですが、5、6番のボギーが痛かったです。5番はミスショット、6番は3パットで流れが悪くなりました」と序盤で波に乗れなかったことを悔やんだ。今週はパーオン率66パーセントとショットが低迷、「特にアイアンの距離感が合わないことに苦労しました。思った場所よりも、届かないショットが多かったです」。なかなかチャンスが作れず、思うようにスコアを伸ばせなかった。

　「五輪に出ることを考えたら、トップ10以内には入りたかったですが、五輪まではまだ試合があるので、ここで学んだことを宿題にして、次の試合に備えていきたです」。まだ本来調子ではなく結果を残せなかったが、徐々に調子は戻ってくるはず。来週の国内ツアー開幕は問題ないだろう。オリンピック出場という大きな目標のためにも国内では開幕戦から飛ばしていきたい。