今週9月15日(木)よりフランスにあるエビアン・リゾートGCにて「エビアン・チャンピオンシップ」が開幕する。これまで様々なドラマを生んできたメジャーの最終戦を制するのは誰なのか?そして日本勢の活躍は?同大会でラウンドリポーターを務める小田美岐に話を聞いた。
■日本人にも十分勝機があるコース
今大会は欧州女子ゴルフツアー公認大会だった1997年に小林浩美が、また、メジャーとなる前の欧州女子ゴルフツアーと全米女子プロゴルフ協会との共同開催だった時代には2009年、2011年と2度宮里藍が制するなど日本人にも馴染みが深い舞台だ。だが、メジャー大会への昇格に伴いコースが改修されて以降、まだ日本人の優勝者が出ていない。
「エビアン・リゾートGCは古くからあるコースで、クラブをはじめとする道具が大幅に進化する前に設計されたところ。そのため、高い球を打てるゴルファーにとっては良いスコアが出やすいコースでした。それが2013年のメジャー昇格に伴い改修が行われてシビアなコースへと変貌を遂げました。
距離が長くなったのもありますが、大きく変わったのはグリーン。何面にも分かれた上に、アンジュレーションも増えて、ショートアイアンでもピンポイントを攻めていかないといけなくなりました。砲台グリーンも多く、とても神経を使うと思います。とはいえ、ちゃんと攻めやすいポイントも用意されていますから、しっかりとグリーンの形状を頭に入れて戦っていきたいですね。“絶対的な飛距離が必要”というコースではないですから日本人でも勝てるチャンスはあると思います。メジャー昇格初年度となった2013年に宮里美香選手が優勝争いに加わっているように、十分に戦えると思っています」
■痺れる“上がり3ホール”に注目
大きな改修が施された中でも、小田が注目するのが上がり3ホール。16番から18番までは「特に目が離せない」と語る。
「ショートアイアンで神経を使うホールの代表が16番。パー3で155ヤード、実質130〜140ヤードほどなので、9番アイアンなど短い番手で打つホールですが、ボギー、ダブルボギーが良く出るホール。難易度を高めているのがグリーンです。斜めに幅広く、そら豆のような形状をしています。さらに面が2段になっていて選手の行く手を阻みます。ピン位置によっては攻めたいところの縦幅が10ヤードほどしかないこともあるでしょう。加えて手前に池があり、奥にはバンカー。池を怖がってバンカーに入れてしまうと、バンカーショットが池まで転がってしまうことも。ティショットの落としどころが試される、難しいホールです」
■日本人にも十分勝機があるコース
今大会は欧州女子ゴルフツアー公認大会だった1997年に小林浩美が、また、メジャーとなる前の欧州女子ゴルフツアーと全米女子プロゴルフ協会との共同開催だった時代には2009年、2011年と2度宮里藍が制するなど日本人にも馴染みが深い舞台だ。だが、メジャー大会への昇格に伴いコースが改修されて以降、まだ日本人の優勝者が出ていない。
「エビアン・リゾートGCは古くからあるコースで、クラブをはじめとする道具が大幅に進化する前に設計されたところ。そのため、高い球を打てるゴルファーにとっては良いスコアが出やすいコースでした。それが2013年のメジャー昇格に伴い改修が行われてシビアなコースへと変貌を遂げました。
距離が長くなったのもありますが、大きく変わったのはグリーン。何面にも分かれた上に、アンジュレーションも増えて、ショートアイアンでもピンポイントを攻めていかないといけなくなりました。砲台グリーンも多く、とても神経を使うと思います。とはいえ、ちゃんと攻めやすいポイントも用意されていますから、しっかりとグリーンの形状を頭に入れて戦っていきたいですね。“絶対的な飛距離が必要”というコースではないですから日本人でも勝てるチャンスはあると思います。メジャー昇格初年度となった2013年に宮里美香選手が優勝争いに加わっているように、十分に戦えると思っています」
■痺れる“上がり3ホール”に注目
大きな改修が施された中でも、小田が注目するのが上がり3ホール。16番から18番までは「特に目が離せない」と語る。
「ショートアイアンで神経を使うホールの代表が16番。パー3で155ヤード、実質130〜140ヤードほどなので、9番アイアンなど短い番手で打つホールですが、ボギー、ダブルボギーが良く出るホール。難易度を高めているのがグリーンです。斜めに幅広く、そら豆のような形状をしています。さらに面が2段になっていて選手の行く手を阻みます。ピン位置によっては攻めたいところの縦幅が10ヤードほどしかないこともあるでしょう。加えて手前に池があり、奥にはバンカー。池を怖がってバンカーに入れてしまうと、バンカーショットが池まで転がってしまうことも。ティショットの落としどころが試される、難しいホールです」