なかでも畑岡は、直近の米国女子ツアーで3戦連続トップ10入りと、優勝はもはや射程圏内というほどの活躍ぶり。先週の「LPGAボルヴィック選手権」終了後には、「初めての全米女子オープンなので、自分らしいプレーが4日間出来るように」と抱負を語った畑岡。「テンポとか、ルーティンに気をつけながら練習ラウンドをしたいと思います」と万全の状態で本番を迎える。

残る5人は、5月8日に行われた日本最終予選で、出場権をつかみ取った選手たち。同予選で4位までに入った川岸史果、高山佳小里、蛭田みな美、香妻琴乃と、5位でウェイティングから繰り上げ出場を決めた葭葉ルミが世界最高峰の戦いに挑む。

香妻は「全米女子オープンは、すごく遠い目標ではありましたが、1度は行ってみたい大会でした」と憧れの舞台に立てることに目を輝かせる。また葭葉は、昨年大会で4日間を通してドライビングディスタンス1位の“称号 ”を獲得。今年もワールドクラスの飛距離を武器に、海外の強豪たちと渡り合う。

「リベンジ」、「上位争い」、「憧れ」…。それぞれの思惑を胸に海外の強豪と相まみえる日本勢9人。この中で、大会の主役になる選手は現れるか？