＜全米女子オープン 初日◇31日◇ショール・クリーク（6,689ヤード・パー72）＞

米国女子ツアー初優勝を目指す今季好調の上原彩子はトータル3オーバー・74位タイのスタート。「あまりいい点はあげられない」と不満顔の出だしとなった。それでも「明日は絶対今日以上のいいゴルフができると思う」と前を向いた。

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「コースはすごくタフ。今日はチャンスが入らない、入らないという感じだった」と苦しんだ1日。だからこそ上がり2ホールでの連続バーディはうれしい。「最後にはすごく意味がある。パッティングのスピードはずっといい感じだった。明日につながる終わりができた」と一定の評価は下した。

実は開幕前から長年、米ツアーで活躍している上原らしい準備があった。「月曜はクラブが届かなかったから練習できず、火曜日もできなかった。水曜日に18ホールどうしてもコースを見ておきたかったのでやりました」。指定れんしゅ美の火曜日は荒天のためコースに出ることができず、1日しか練習ラウンドが行えなかった。それでも慌てなかったのは、そんな状況も想定できていたから。「前に練習ラウンドに来て2回プレーしているので、それは大きかった」。このあたりも前半3つ落とす展開の中で、冷静にできた要因の1つである。

「調子自体はいい感じでここに入れている。すごく自分に期待しながらの全米女子オープンです」と待ち望んだ戦い。「ボギーは出るコースなので、しっかりチャンスは獲っていきたい。ちょっと修正して明日に向けて頑張ります」と巻き返しを誓った。