＜JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日◇11日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県) ◇6488ヤード・パー72＞

千葉県にあるグレートアイランド倶楽部を舞台に2日間の日程で行われた「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」。『2019年度最終プロテスト合格者』と『前回の本大会開催から当該年度本大会開催までにLPGAツアー規定第19条によりLPGAへの入会を承認された者（ただし、入会した年の前年度以前にTP単年登録をしたことがある者及び海外ツアーでプロとして登録したことがある者は除く）』による、“ルーキーNO.1決定戦”はセキ・ユウティン（中国）の優勝で幕を閉じた。

超貴重！私服でカラオケを楽しむセキ・ユウティン

2020年最後の試合はドラマチックな幕切れとなった。「寒かったのでパーをセーブすることに専念した」と初日に2打差の3位と好発進を決めたユウティン。だが、首位を走る山下美夢有はボギーを打たない安定感のあるゴルフを展開し、なかなか捕まえられず。残り4ホールで2打差が開いていた。

万事休すかと思われたが、15番で奥約7.2メートルを沈めると「自分の中で気持ちが盛り上がった」と16番で左3.6メートル、17番で右2.7メートル、18番で左約4.5メートルと怒涛の4連続バーディ。36ホールノーボギーの山下をかわして、タイトルを手にした。

「新人戦は人生で一度。優勝できてとてもうれしい。感動しています」と喜びを口にしたユウティン。「今日は攻めなければ勝てない。そう思って攻撃的なマネジメントを徹底しました」と最後までアグレッシブなプレーで手綱を緩めなかったことが奏功した。