松山英樹や稲見萌寧たちの活躍もあって、ジュニアゴルファーが増えている。我が子が「ゴルフをやってみたい」と言ってきたとき、親はどうすればいいのか。金属製のクラブに硬いボールと、ゴルフはサッカーやバスケットボールよりも危険な道具を使うスポーツ。ジュニアのティーチング歴が20年を超えるオーストラリア人コーチ、マイケル“トモヤ”スミス氏は「日本のジュニアレッスンは危険がいっぱい」と話す。ジュニアレッスンにおけるマイケル流の“約束事”とは?
子どもがメキメキ上達! リボンを大きく振って『カット軌道』を直す【レッスン動画】
横浜市・日吉のゴルフ練習場「梅里カントリークラブ」で週2回(水曜、金曜)に各1時間、マイケルコーチが行うジュニアレッスン。その現場では、参加する子どもたちの“約束事”がホワイトボードに書き出され、それを実行するための“しつらえ”がなされている。レッスン中の“約束事”は、「1.安全 2.思いやり 3.発見 4.楽しもう」の4つ。今回は1つ目の「安全」の重要性について聞く。
「打席ではSTOP,LOOK,and HIT。止まって(STOP)、周りを見て(LOOK)、誰もいないことを確認してから球を打つ(HIT)ことです。そして私のジュニアレッスンでは、各打席をサッカーの練習などで使われるマーカーコーンでセパレートしています。このマーカーコーンをゼッタイにまたいで移動しないこと、打席に出入りするときは必ず後方のスペースから。マーカーコーンのないところが動線にもなっているんです。日本で最初にジュニアレッスンを見たとき、セパレートするものが何もなくてビックリしました。
もしも自分のボールが隣の打席にコロがってしまったら、コーチである私がピックアップします。人が振ったクラブや打ったボールに当たったら、取り返しのつかないことになりかねません。そういう事故を防ぐための措置です。それから、打席の前方(飛球線方向)に赤いマーカーコーンを置いているのは、子どもが3階打席の“ひさし”から落ちないようにするため。子どもにゴルフを楽しんでもらうには、こういった安全対策がマストです」(マイケルコーチ、以下同)
子どもの安全を追求するなら、落下する危険がない1階打席で練習するのが望ましい。しかし、1階でジュニアレッスン用に4〜5打席を確保するのは、練習場の営業面を考えるとなかなか難しい。日本にはそういう事情がありがちなので、3階打席でも子どもが安全に球を打てるようにする工夫が必要なのだ。
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横浜市・日吉のゴルフ練習場「梅里カントリークラブ」で週2回(水曜、金曜)に各1時間、マイケルコーチが行うジュニアレッスン。その現場では、参加する子どもたちの“約束事”がホワイトボードに書き出され、それを実行するための“しつらえ”がなされている。レッスン中の“約束事”は、「1.安全 2.思いやり 3.発見 4.楽しもう」の4つ。今回は1つ目の「安全」の重要性について聞く。
「打席ではSTOP,LOOK,and HIT。止まって(STOP)、周りを見て(LOOK)、誰もいないことを確認してから球を打つ(HIT)ことです。そして私のジュニアレッスンでは、各打席をサッカーの練習などで使われるマーカーコーンでセパレートしています。このマーカーコーンをゼッタイにまたいで移動しないこと、打席に出入りするときは必ず後方のスペースから。マーカーコーンのないところが動線にもなっているんです。日本で最初にジュニアレッスンを見たとき、セパレートするものが何もなくてビックリしました。
もしも自分のボールが隣の打席にコロがってしまったら、コーチである私がピックアップします。人が振ったクラブや打ったボールに当たったら、取り返しのつかないことになりかねません。そういう事故を防ぐための措置です。それから、打席の前方(飛球線方向)に赤いマーカーコーンを置いているのは、子どもが3階打席の“ひさし”から落ちないようにするため。子どもにゴルフを楽しんでもらうには、こういった安全対策がマストです」(マイケルコーチ、以下同)
子どもの安全を追求するなら、落下する危険がない1階打席で練習するのが望ましい。しかし、1階でジュニアレッスン用に4〜5打席を確保するのは、練習場の営業面を考えるとなかなか難しい。日本にはそういう事情がありがちなので、3階打席でも子どもが安全に球を打てるようにする工夫が必要なのだ。