＜全米プロゴルフ選手権 事前情報◇9日◇ベルリーブCC（7,316ヤード・パー70）＞

今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が現地時間9日（木）に開幕を迎える。シーズン最後の大舞台で優勝カップを掲げるのは誰なのか。開催に先立ち、英国の大手ブックメーカー「bet365」では優勝予想オッズが公開されている。

【写真】海外でもこの人気　ファンからのサインに応じる松山

日本男子として初の海外メジャー制覇に挑む松山英樹。クエール・ホローC（ノースカロライナ州）で行われた昨年大会では、最終日の前半まで優勝争いを繰り広げるも、後半失速。最終日は「72」と伸ばしきれず、3打差の5位タイで終わり、悔し涙が頬を伝った。

今年は雪辱を期す舞台となるが、米PGAツアーで発表された優勝予想ランキングではトップ20選外。bet365でも日本時間午後5時時点でオッズ61倍の優勝予想19番手と、厳しい評価が下されている。今季のメジャー3大会のベストは「マスターズ」での19位。最後のトップ10入りは1月の「センチュリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」と約7カ月前にさかのぼる。最近は優勝争いに絡めていないだけに、注目度も自ずと低くなっている。

上位10人を見ると、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン（米国）が優勝候補筆頭のオッズ9倍。大会3勝目を狙うローリー・マキロイ（北アイルランド）が13倍の2番手、大会連覇＆2週連続優勝がかかるジャスティン・トーマス（米国）が15倍の3番手につけた。大会4勝を誇るタイガー・ウッズ（米国）は26倍の9番手と、当然ながらビッグネームが上位に名を連ねる。

そのほかにも、パトリック・リード、ブルックス・ケプカ（ともに米国）、フランチェスコ・モリナリ（イタリア）ら今季のメジャーチャンプたちや、初メジャータイトルを狙うジョン・ラーム（スペイン）、トミー・フリートウッド（イングランド）といった欧州の実力者も上位に名前が挙がった。

日本勢では松山のほか、小平智、池田勇太、宮里優作、時松隆光、今平周吾が出場する。5人の中では今平の301倍が最高値と総じて低評価を受けている日本のサムライたち。精鋭が集うエリートフィールドで下馬評を覆す活躍に期待したい。

【bet365 上位の優勝オッズ】
9倍：ダスティン・ジョンソン
13倍：ローリー・マキロイ
15倍：ジャスティン・トーマス
19倍：ジェイソン・デイ
21倍：ブルックス・ケプカ
23倍：ジョーダン・スピース、ジャスティン・ローズ、リッキー・ファウラー
26倍：タイガー・ウッズ、ジョン・ラーム、トミー・フリートウッド
34倍：フランチェスコ・モリナリ
41倍：パトリック・キャントレー、パトリック・リード、トニー・フィナウ
46倍：ヘンリック・ステンソン

【bet365 日本勢の優勝オッズ】
61倍：松山英樹
301倍：今平周吾
401倍：小平智
501倍：池田勇太、時松隆光
601倍：宮里優作