＜全米プロゴルフ選手権 初日◇9日◇ベルリーブCC（7,316ヤード・パー70）＞

3年ぶりに「全米プロゴルフ選手権」出場しているタイガー・ウッズ（米国）。初日は4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」とイーブンパー・48位Tで初日を終えた。

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昨年覇者のジャスティン・トーマス（米国）、大会2勝のローリー・マキロイ（北アイルランド）共に10番から出たウッズは、スタートホールをボギーとすると、続く11番では2打目を池に入れてダブルボギー。苦しい滑り出しとなったが、12番でこの日最初のバーディを奪うと、バーディとボギーを1つずつ重ねて迎えた後半は2つのバーディを奪いノーボギー。序盤の借金を完済してラウンドを終えた。

この日のラウンドを振り返り、「1オーバーでハーフターンを迎えたかったが、2オーバーとなってしまった。けど前半と切り替えて考えて。いい感覚を掴むことができていたからパッティングが決まった。それでスコアを作り出すことができた」と合格点を与えたウッズ。11番の池ポチャについて聞かれると、「ちょっとクラブが厚く入ってしまった。それで12ヤードほどショートしてしまい、グリーンまで届かなかった」と理由を説明した。

大会2勝目へ、明日の第2ラウンドで伸ばし好位置で決勝を迎えたいところ。「メジャーはマラソンのようなもの。とてもエネルギーを使うし、時間もかかる。4日とも長い1日となる」。大会4勝を挙げ、戦い方を熟知している男は徐々にギアを上げていく。（文・秋田義和）