バッグを担ぐ美人キャディは妻のミッシェル。パンはOBを打った直後でもロープをくぐる際に妻のためにロープを持ち上げてあげたり、笑顔を見せたり。そして、プレーを終えた瞬間、満面の笑顔で頷き合うポジティブな若い夫婦の姿に彼らの将来性が感じられた。
松山英樹の復活にも大きな期待が膨らんだ大会になった。松山もスネデカー同様、予感めいたものを感じ取り、それが決勝2日間の好プレー、好スコアにつながった。「こういうプレーを続けられれば自ずと上位にいける」と頷く一方で、「ショットの不安は消せてない。アプローチやパットの不安はまだある」と険しい表情を見せたが、フェデックスカップのランキングは88位から76位へ上昇。ともあれ前進できたことが自信と糧になってくれたらいい。
フェデックスカップ125位に食い込んでプレーオフへ進むことを目指していた選手たちの中では、ニック・テイラー(カナダ)やハリス・イングリッシュ(米国)が笑顔になった一方で、セルヒオ・ガルシア(スペイン)はプレーオフ進出を逃し、苦渋の表情で去っていった。
悲喜こもごものレギュラーシーズン最終戦。笑った人は得たものと喜びを今後へつなげ、悲しんだ人は失ったものと悔しさを今後へ生かしてほしい。
誰もが今大会を活力へ。そうすれば、来季はもっとたくさんの笑顔が見られるはずだ。
文・舩越園子
松山英樹の復活にも大きな期待が膨らんだ大会になった。松山もスネデカー同様、予感めいたものを感じ取り、それが決勝2日間の好プレー、好スコアにつながった。「こういうプレーを続けられれば自ずと上位にいける」と頷く一方で、「ショットの不安は消せてない。アプローチやパットの不安はまだある」と険しい表情を見せたが、フェデックスカップのランキングは88位から76位へ上昇。ともあれ前進できたことが自信と糧になってくれたらいい。
フェデックスカップ125位に食い込んでプレーオフへ進むことを目指していた選手たちの中では、ニック・テイラー(カナダ)やハリス・イングリッシュ(米国)が笑顔になった一方で、セルヒオ・ガルシア(スペイン)はプレーオフ進出を逃し、苦渋の表情で去っていった。
悲喜こもごものレギュラーシーズン最終戦。笑った人は得たものと喜びを今後へつなげ、悲しんだ人は失ったものと悔しさを今後へ生かしてほしい。
誰もが今大会を活力へ。そうすれば、来季はもっとたくさんの笑顔が見られるはずだ。
文・舩越園子