ここで???なのは、いくらポイントレースといえども、ツアーの最終戦にハンディキャップ制を採用するのはどうかという問題。すでに投稿サイトやSNSでは、批判の声も噴出している。プロのトーナメントでハンディキャップに基づいて順位を決するなど聞いたことがないのは事実。新たな試みには異論、反論がつきものとはいえ、今回の規定変更は波紋を呼んでいるといっていいだろう。
ただし、マイナス面ばかりではない。『最終戦で●●が年間王者になるためには、●●が何位以下で、●●が何人以上の何位タイ以下になることが条件』。これまでは、このような計算が必要で、ファンにとってもわかりにくいのが王者決定戦だったのだが、「少なくとも計算が必要なくなって、簡単になった」とタイガー・ウッズ(米国)もひとまずは、今回のチェンジに理解を示している。
年間王者に対してこれまで支給されていた1000万ドルのボーナスも1500万ドルに増額。日本円にして約11億円から約16億5000万円に増えるのも魅力だ。総ボーナス額も2000万ドルから6000万ドルに増額。王者以外が受け取る臨時ボーナスも増えるのは夢があるといってもよさそうだ。
さらに規定変更はレギュラーツアーのポイントランキングにも及ぶ。レギュラーシーズンよりもプレーオフシリーズでの獲得ポイントが大きいため、プレーオフシリーズでグンと調子を上げた選手が一気にジャンプアップしてボーナスを受け取るといった“不公平感”もあった。ところが、来季からはレギュラーシーズン終了時点でもボーナスを支給。1位になれば200万ドル(約2億2000万円)が送られる。
野球界やそのほかのスポーツ界でも、レギュラーシーズンの優勝者がプレーオフシリーズで敗退するといった例はある。ゴルフ界にもこのようなシステムが採用されてもおかしくないとはいえ、やはり違和感を覚える者も少なくないのは事実。世界ランキングの算出対象試合として最終戦の結果を踏まえ、どのように同ランキングのポイントを配分するのかといった問題は残されており、今後さらなる規定のブラッシュアップが必要ともいえる。とはいえ、見ている側としては、それぞれの出場選手の順位を計算しながら見るのもまた一つの楽しみではあったのだが…。ひとまずは、現行制度最後の試合で、誰が1000万ドルをゲットするか見守りたいところだ。
ただし、マイナス面ばかりではない。『最終戦で●●が年間王者になるためには、●●が何位以下で、●●が何人以上の何位タイ以下になることが条件』。これまでは、このような計算が必要で、ファンにとってもわかりにくいのが王者決定戦だったのだが、「少なくとも計算が必要なくなって、簡単になった」とタイガー・ウッズ(米国)もひとまずは、今回のチェンジに理解を示している。
年間王者に対してこれまで支給されていた1000万ドルのボーナスも1500万ドルに増額。日本円にして約11億円から約16億5000万円に増えるのも魅力だ。総ボーナス額も2000万ドルから6000万ドルに増額。王者以外が受け取る臨時ボーナスも増えるのは夢があるといってもよさそうだ。
さらに規定変更はレギュラーツアーのポイントランキングにも及ぶ。レギュラーシーズンよりもプレーオフシリーズでの獲得ポイントが大きいため、プレーオフシリーズでグンと調子を上げた選手が一気にジャンプアップしてボーナスを受け取るといった“不公平感”もあった。ところが、来季からはレギュラーシーズン終了時点でもボーナスを支給。1位になれば200万ドル(約2億2000万円)が送られる。
野球界やそのほかのスポーツ界でも、レギュラーシーズンの優勝者がプレーオフシリーズで敗退するといった例はある。ゴルフ界にもこのようなシステムが採用されてもおかしくないとはいえ、やはり違和感を覚える者も少なくないのは事実。世界ランキングの算出対象試合として最終戦の結果を踏まえ、どのように同ランキングのポイントを配分するのかといった問題は残されており、今後さらなる規定のブラッシュアップが必要ともいえる。とはいえ、見ている側としては、それぞれの出場選手の順位を計算しながら見るのもまた一つの楽しみではあったのだが…。ひとまずは、現行制度最後の試合で、誰が1000万ドルをゲットするか見守りたいところだ。