「イベントでタイガーと一緒に回ったとき本当に一体感のあるスイングをしていて。なんでだろうと」昨日まではそのイメージだけが頭の中に残っていただけだったが、今朝突然その答えが舞い降りた。「レイドオフ(トップでクラブが飛球線の左を指すこと)を極端にしました。イベントの時にタイガーはボールが左足寄りにあって、あれでよく打てるなと思っていて…」ウッズのように左足寄りにボールを置いても強く打ち込むには、左手首の角度を一直線に固定して(レイドオフにして)体の回転で打っていく必要がある。結果、左足寄りにボールがあってもハンドファーストに打ち込むことが出来るようになり弾道が安定する。それがひらめきの正体だった。
さっそく練習場で試しに打って手応えを掴んだ石川は、「試合でやってみないと意味がない」とこのウッズ流スイングを即実戦投入。2つスコアを伸ばした前半はそれが上手くはまったが、「力が入ったり、飛ばそうとかしたところで元に戻ってしまった。14番のセカンドがその典型ですね」。ボールを今までよりも左足寄りにした分、元のスイングに戻ってしまった時に打点に狂いが生じそれがミスショットに直結。ズレを修正出来ずに一気にスコアを落としてしまった。
「本当に悔しいんですけど、結果的には良い練習になりましたね。自分の中で大きなことに気づけたんで、来週からさらに良くしていきたい。全部が良い方向に行くと思う」。この日は新チャレンジの代償として4つのボギーと1つのダブルボギーをもらったが、「自分の目標はマスターズを勝つことなんで、どんなコースでも高い球、高スピンでデッドに攻めていく」そのためにはこの新スイングが必要と感じたからこその挑戦に悔いはない。この大会は悔しい結果に終わったが、いつの日か“2010年「HSBCチャンピオンズ」の最終日の挑戦”が実を結ぶ日が来るはずだ。
【最終結果】
優勝:フランチェスコ・モリナリ(-19)
2位:リー・ウェストウッド(-18)
3位T:ルーク・ドナルド(-9)
3位T:リッチー・ラムゼイ(-9)
5位:ローリー・マキロイ(-8)
6位T:アーニー・エルス(-7)
6位T:タイガー・ウッズ(-7)他5名
30位T:池田勇太(-2)他3名
34位T:宮本勝昌(-1)他4名
41位T:石川遼(+1)他4名
46位T:藤田寛之(+2)他1名
58位T:薗田峻輔(+6)他1名
60位T:平塚哲二(+7)
60位T:松村道央(+7)他1名
さっそく練習場で試しに打って手応えを掴んだ石川は、「試合でやってみないと意味がない」とこのウッズ流スイングを即実戦投入。2つスコアを伸ばした前半はそれが上手くはまったが、「力が入ったり、飛ばそうとかしたところで元に戻ってしまった。14番のセカンドがその典型ですね」。ボールを今までよりも左足寄りにした分、元のスイングに戻ってしまった時に打点に狂いが生じそれがミスショットに直結。ズレを修正出来ずに一気にスコアを落としてしまった。
「本当に悔しいんですけど、結果的には良い練習になりましたね。自分の中で大きなことに気づけたんで、来週からさらに良くしていきたい。全部が良い方向に行くと思う」。この日は新チャレンジの代償として4つのボギーと1つのダブルボギーをもらったが、「自分の目標はマスターズを勝つことなんで、どんなコースでも高い球、高スピンでデッドに攻めていく」そのためにはこの新スイングが必要と感じたからこその挑戦に悔いはない。この大会は悔しい結果に終わったが、いつの日か“2010年「HSBCチャンピオンズ」の最終日の挑戦”が実を結ぶ日が来るはずだ。
【最終結果】
優勝:フランチェスコ・モリナリ(-19)
2位:リー・ウェストウッド(-18)
3位T:ルーク・ドナルド(-9)
3位T:リッチー・ラムゼイ(-9)
5位:ローリー・マキロイ(-8)
6位T:アーニー・エルス(-7)
6位T:タイガー・ウッズ(-7)他5名
30位T:池田勇太(-2)他3名
34位T:宮本勝昌(-1)他4名
41位T:石川遼(+1)他4名
46位T:藤田寛之(+2)他1名
58位T:薗田峻輔(+6)他1名
60位T:平塚哲二(+7)
60位T:松村道央(+7)他1名